Who am I テスト

ひとしきりあって。
大学で学習した青年心理学にWho am I テストというものがあります。クーンというアメリカの学者によるものです。
まず、「私は○○だ」という文をとりあえずたくさん書いてみます。

私は大学生だ。私は緑色が好きだ。私は右利きだ。私は…

それを量的、質的に分析するわけですね。
質的側面には、性、所属、住居、出身、所有といった、自分の外側にあるもので自分を定義する外的規定、感情、関心、目的、意志といった、自分の内側にあるもので自分を定義する内的規定があります。
これは、どちらも同等の価値があり、どちらが優れているといったものではありません。ただ、自律性という観点から見ると、内的規定の方が自律的であるといえます。
量的側面については学習してないですけど、個人的には多い方がいいと思います。自分のアイデンティティを一つの物事に入れ込み過ぎるのは危険であると感じるからです。
その事物が無くなってしまったとき、自分のアイデンティティまでもが崩壊してしまわぬよう、アイデンティティは様々な事物にちょっとずつ潜ませるのがいいでしょう。

Who am I テスト、分析されるアイデンティティが、詩になるもの。

2007-12-02追記

http://q.hatena.ne.jp/1085621584
ここにWho am I テストについての詳細が回答されています。多分この記事に書いたことより正確であると思うので、Who am Iテストについて興味のある方は参考にしてください。