そんなわけで。
一人一人の人間が大事にされる社会とは、私が一人一人の人間(他者)を大切にすることで作られる。
一人一人の人間を大切にするとは、他者の能力のみを見がちな現代にあって、その人の志向性と能力を併せ持った人格として見てあげることである。
大学で得た知見の中でも、これは特に心に残るものの一つです。自分もこんな社会を作る一員になりたいなあ。
一人一人の人間が大切にされる社会、他者の人格を認めるための眼が、詩になるもの。
2007-10-27 追記
鏡の法則っていう本のことを最近知って、はてブとかで賛否両論の反応を見ました。それをふまえて書きたくなったことがあるので追記しておきます。
- 一人一人の人間が大切にされる社会
- 自分が他者を大切にする
1の中では2が当然行われるだろうし、行うべきだと思います。ただ、1と2の間に直接的な因果関係があるとは言えません。
2を心がけること自体は素晴らしいことだと思います。しかし、2 をやっていても1が実現されるとは限らないし、自分が絶望的なまでに大切にされないということがあるかもしれません。
そして例えば1も2も実現できていたとしても、解決できない問題は存在するでしょう。
一人一人の人間が大切にされる社会というのは、理想の社会の一つの側面です。けれども、それが理想の社会の全てではないんです。
こういうことを念頭に置きながら、実現を目指していきたいですね。