学校と学校の勉強内容は分けて考えよう

 たけくまメモ : 独学に勝る勉強はない(1)
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 そんなわけで。
 このはてブエントリ見れば分かる通り、「勉強」「学校」という言葉一つとっても、やっぱり想起されるテーマが多すぎるね。元のエントリには学校という言葉が入ってないにもかかわらず、この話題の広がりよう。まー竹熊さん自体が今回は言いたいことの本質からずれたことを書いたって言っているし。それくらい、勉強や学校についての議論はあっちやこっちに迷走しやすいんだな。次回以降の記事を確認して僕も記事を書こうと思うけど、そこでもやっぱり学校と学校の勉強内容は別に考えるべきだと思う。
 良コメントがいっぱいあったからスターはたくさんつけた。以下、はてブコメントから考察材料になるものをいくつか抜粋しよう。

b:id:Crone " 知ることが楽しくて勉強好きな人も、努力が点数という結果に結びつくのが楽しくて勉強好きな人も知ってるけど、生き生きとしてた "

 →どこに楽しみを見つけるかは人それぞれだけど、楽しめてる限りいいんじゃない、ということかな。

b:id:shidho "中学でも「対照実験」だけは絶対に覚えておかないといけないと思います。"

 →学校で学ぶ知識が役に立たないという問題提起に対して、学校の授業の重要な機能は知識ではなく(大人になっても応用できる)方法論を学ぶことだ、という論を立てるのはよくあることで、僕もわりと賛成する。

b:id:u_1roh " 因数分解線形代数微分積分が理系にとっての「読み書きソロバン」なんです。 "
" なぜこの手の文脈では理系科目だけが敵視されるのだろう? "

b:id:MoribayashiKiKi " 自分の知らない世界というのはいくらでも有るもの。必要だと考えている人は半分はいる。 "

b:id:netfan " 中高の勉強も意味あるよ。学校に行くことそのものに意味がある。多分高校出てなかったらこのエントリーは書けてないと思う。多分ね。"

 →上記三つは「役に立つよ」「意味あるよ」派と言っていいかな。うん、理系科目が役に立たないって愚痴る学生は多いよね。特に文系に。そういう文系の理系に対する態度については以前書いたことがあるから、またまとめてみるか。

b:id:Rion778 " 何に「努力」を費やしたらいいのか分からないとき、その受け皿として「学校の勉強」という枠組みは必要 "

b:id:namex " 自分が何をしたいのかわからない人がほとんどじゃないかな。それを見つけるまでは学校で勉強し続ければいい "

 →僕はこれらの考えに賛同する。何がしたいか分からない人は、とりあえず東大か京大目指してみろっていうスタンス。

b:id:takeishi "就職や結婚の際に要求される所属階層としての大卒、高卒の価値と、高校や大学で教える知識体系の社会に対しての価値が乖離しているのが問題なのでは"

 →そうそう、これもかなり大事。高等教育修了資格所持者に求めるものと、高等教育内容に求めるものは違うということを意識しないとね。

2007-11-30追記
詩になるものに記事書きました。
大学は時間を買うところ