情報カードのA4化

さて、そんなわけで。

情報カード、別名京大カードと言えば、lifehackや知的生産系の知識に明るい人なら必ず知っている有名な情報整理法であります。梅棹忠夫さんが「知的生産の技術」で広く世に知らしめたこの方法、やり方はいたって簡単で、一項目をB6サイズのカード一枚に書くだけです。

僕は大学一回生の夏頃に実行してみようと思い立ち、大学生協でカードを買って、しばらくはカードにメモをとり続けました。しかし、秋頃に「超」整理手帳と出会い、それからはずっと「超」整理法的なやり方で、A4の紙にメモを取ることにしています。最近書類の整理を進めていて、昔の情報カードをA4化してまとめようと考えました。

まず、数十枚のカードを時系列順にならべます。そして、一枚一項目になっているカードの余白を切り、ステープラーで貼り合わせて、できるだけ枚数を減らしました。今回はきりよく24枚にすることができました。

あとは、これを四枚一組でB4の大きさに並べてコピーを取れば、情報カードのA4化が完成します。

今回は、カードを整理していて懐かしい気持ちになりました。情報カードはやはり僕の知的生産の原点ですね。「知的生産の技術」が流行して以降、梅棹さんが何度もおっしゃるとおり、別に情報カードを使うことが良いのではなくて、カードを通して知的生産というものについて考えるきっかけとなればそれこそが良いことなんだな、と思います。
情報カードのA4化、そこからアウトプットされる知的生産物が、詩になるもの。

知的生産の技術 (岩波新書)

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