少年ガンガン12月号 感想

そんなわけで。
少年ガンガン12月号、今回はわりと早めの数行レビューです。

ソウルイーター 第44話 道化師(後編)

道化師は「狂気感染そのもの」であり、「目に見える恐怖」、「鬼神・阿修羅が起こす"狂気感染" が具現化した存在」であるようです。
あくまでマカを感染させようとする道化師に対して、魔女狩りの上位技である魔人狩り、「?文字狩り」が炸裂しました。
爽快に一刀両断…と思ったら、回収しようとした魂がはじけ、多くの謎を残したまま道化師は消えてしまいました。

「次は僕から逃れられないよ――…」

倒すべき敵がまた一人増え、戦慄を覚えるマカ。メデューサ、アラクネ、阿修羅に道化師って、これから一体どんだけ戦えばいいんだって話ですよ。
死武専では、死神様とシド先生がある「たれこみ」について話し合っています。「三名の魔女がデス・シティーに潜んでいる」、その真偽は? そして意外や意外、魔女集会にキムとジャクリーンの姿が… その二重生活の実態は?
うーん、まだまだ先が長いですね。メインの味方キャラに対して敵がかなり多くなってきているので、これからどういう戦いが起こっていくのかに注目していきましょう。
来月以降はブラック☆スターの成長、シュタインとマリーの行方などが中心なのかな? 個人的にはキッドにもっと活躍して欲しいところです。今回仕事してないし。
来月の重大発表も楽しみなソウルイーターでした。

鋼の錬金術師

エドがまた一つ成長してますね。魂を使う感覚で力の底上げを実行って、そうそうできるもんじゃなさそうです。そして賢者の石の欠片もエド側の手に渡り、これで逆転する構図が描けるか。
アル側では錬丹術を組み込んで発動する新たなアメストリス国土錬成陣が発見されました。これが良い方に転がっていくといいんですけど、今後の展開には油断は禁物ですね。

王様の耳はオコノミミ

ついに完成した、三人の究極のお好み焼き。これはすごいですよ。三者三様で一歩も譲らない。
大阪代表宮坂リューガの、走馬燈すら見せる究極の「味」、沖縄代表荒垣那由太の、命の洗濯と表現される究極の「食」、そして新潟代表虎ノ宮キイチの、可能性を切り開いた究極の「形」。
特にキイチのお好み焼きのコンセプトが素晴らしかった。誰にだって作れる。だからこそのお好み焼き。正直その発想は無かったわ、ですよ。
そして観客全員による試食審査が行われるという予想外の事態に。三人が楽しくお好み焼きを作って、観客が三人に集中する。すばらしい場が生まれました。果たして優勝は誰なんでしょうか。
って次回で最終回かー。今月に引き続いて来月も神回だと嬉しいですね。

女王騎士物語

今月号で最終回でした。やってくれました。なんというギャグマンガ日和。エルトの愛がアルマを救うと信じて…!

そんな感じで、各作品がクライマックスに移行しつつあり、近いうちに誌面の変更が重なるかもしれない少年ガンガンでした。

少年ガンガン、一年中付いてる気がする超特大号のアオリが、詩になるもの。