「4月から大学1年生になる前に〜」の個人的補足

4月から大学1年生になる前にとりあえず読んどけ!! - 粋blog

 そんなわけで。

 4月から大学生になる方、入学おめでとーございます。

 上記エントリは、

何もわからない新一回生向けに書かれたものにしては、内容が簡略化されすぎている気がします。二回生以降、大学生活を「わかってる」人なら頷くところもあるんですけど、わからない人が読むと誤解が生まれそうな部分もあるので、補足しておこうかな、と。

 あと、以下のfrom_kyushuさんのエントリも参考になるので併読すると良いです。

4月から大学1年生になる前に読まなくても良いかもしれない - Post-itみたいな

これぐらいは知っておいた方がいいことの補足

・一人暮らしで出来れば学校の近く

: これは確かに大事です。飲み会でも、自宅生だと終電の時間とか気にして楽しめないといったことがよくありますからね。溜まり場にならないように注意するのはfrom_kyushuさんが言われている通りです。

・携帯はウィルコムを持っていた方がいいかも!

: 恋人同士でウィルコムを買うと通話料が無料なので便利という話は聞いたことがあります。ただし、通話料が無料と言うことが逆に枷となり、電話を切るタイミングや、「何で電話してくれないの」と言われたときの言い訳に電話代の話が使えなくなります。気をつけましょう。

・服装は初日からある程度、一般的な服で行った方がいいかも!

: そうですね。服について全然わからない人は「脱オタクファッションガイド」でも買いましょう。大切なのは自分に合った服を買うことと、個性は模倣からしか生まれないと知ることです。

mixiは入っておこう!あと、モバゲーもできればやっておこう!

: mixiはアカウント作るくらいはしておいたほうがいいかも。しかし、未成年にも関わらず飲み会で飲酒したことやその他犯罪行為を日記に書くと、周囲の人や所属大学に迷惑をかけることになるので、そこは自重してください。

・飲みコールぐらい出来る方がいいかも!

: 確かにコールも大事です。しかし飲み会で最も大切なことは、自分が絡んで笑いを取るタイプか、絡まれて笑いを取るタイプか把握することです。理想は、その時のメンバーによって攻守の立場をいろいろと切り替えて振る舞えるようになることかな。

まずは、所属する団体を決めよう!!の補足


: 体育会と体育会といった無茶なかけもちをしなければ、複数団体に所属してもいいですね。ただし、部費や会費はその分かさみます。どんな形であれ、人間関係を維持しようとすれば、それなりの出費を覚悟しなければいけません。

 所属した団体で恋人、ひいては結婚相手を探し出す人も多いです。個人的に思うのは、大学というのは打算を含まない人間関係が営める最後の場所ではないかということです。

 僕はまだ社会に出ていないのであくまで勝手なイメージで話しますが、社会人の人間関係って、例えそれが友人だろうと恋人だろうと、どこか打算が入ってしまうように見えるんですよね。打算というのはもちろん金銭的な話で、金の切れ目が縁の切れ目という言葉そのままの意味です。

 そんな社会人の人間関係を嫌う者を子どもと呼ぶなら、大学は子どもでいられる最後の場所であるとも言えます。まあ大学までくると、ちらほらと打算的な人間も現れて来ます、実際。それを汚れた大人とさげすむか、功利的な立ち振る舞いに敬服するかは各自の自由です。

早めから考えておいた方がいいことの補足


: 結論からいうと、日記を付けましょう。思考の過程を記録することで、「自分」を積み重ねることができます。回生が上がり就職を控え、自分がわからなくなり不安になっても、自分探し(笑)などを行う必要はありません。日記にある過去の自分を見れば、自分がどういう人間で何をしてきたのか、何に悩んでどう解決してきたのかわかります。就職を考えて大学生活を送るというのは、正直しんどいでしょう。だから普通に過ごした日々を日記にして、それが就職に役立ったという形の方がいいと思うんですよね。

色んな事に関して代表をやっておくとイイかも!の補足


: 代表をやると何故いいのか、考えてみましょう。僕は、代表を通して様々な人と出会う機会が増えるからだと思います。大学生活では、立場や世代の違う人と対話する機会を大切にしましょう。代表同士の会合、物事の折衝などを通して対話を重ねることで、社会人が求められるコミュニケーション力(笑)が身につきます。

補足の補足、コミュニケーション力について


: コミュニケーション力に(笑)を付けたのは、企業が言葉の中身を示さないまま馬鹿の一つ覚えみたいにこの語を繰り返す現状を揶揄したかったからです。

 とりあえず言えることは、コミュニケーション力はお友達を作る能力ではない、ということ。大学入り立ての頃って、なんとなくみんな、「入学式で初対面の子に声をかけて友達を作る」ような人がコミュニケーション力のある人だって思ってるんじゃないかな。

 しかし僕に言わせるとそうではないです。コミュニケーション力って、どちらかというと、友達になった子と「友達であり続ける能力」を指すと思うんですよ。人間関係って作るより維持する方が難しくはないでしょうか。関係維持となると、必要になってくる能力は多岐にわたります。

 時が過ぎてなーなーになっても、きちんと連絡を取り続ける能力。待ち合わせの時に、誤解なく時間や場所を伝えられる能力。お互いが楽しいと思えることを考える能力。そして最も大切なことはその子の話を聞く能力。

 上記の説明でよく分からない人は、これをされると友達やめたくなる、という行為を考えてみましょう。連絡が無いとか遅刻するとか自分勝手とか話を聞かないとかね。その逆の行為ができる人がコミュニケーション力のある人と言えませんか。そんなの人として当たり前じゃん、と思った人は、コミュニケーション力が十分にあると言えます。企業に就職することは普通にできると思いますから、心配しなくても大丈夫です。

 以上で個人的な補足を終わります。大学生活は自分次第で限りなく楽しくなります。エンジョーイ!

 4月から大学1年生になる前に、補足しながら振り返った自分の大学生活が、詩になるもの。