「誰が得するんだよ」

 誰が得するんだよってけっこう有用な言葉だと思う。損か得かという、話題に対する新しい価値尺度を持ってくることで、新たな視点が獲得できるからだ。

 ただ気をつけたいのは、誰が得するかどうかだけを見るようになって視点が固定化されてしまっては意味がないということ。得する奴を探すという方法論が陳腐化してどうも新鮮なアイデアが閃かなくなったら、また別の価値尺度を探さなくてはならない。

 こういう新たな視点の獲得とその陳腐化については、有名な「頭の体操」シリーズに詳しく書かれている。今度探して記事にしてみようかな。