id:shibuyan730さんと会ってきた

 そんなわけで。

 2009年新卒のための就活相談所でひとこと - はてなハイク

 僕は上記のはてなハイクで就活の問題を書いたり助言をもらったりしている。このハイクを立てたid:shibuyan730さんに会ってきた。


 経緯としては、偶然お互いが京都に住んでいることもあって、2月頃に一回会おうと言っていた。しかしメールと本名のやりとりをしただけで、機会が作れず3月まできてしまった。そして3月21日に、僕がメールで会えないかと連絡したところ、ちょうどshibuyan730さんも予定が空いていたので、初会合となったわけだ。

 京都の四条寺町近辺のマクドに入って、1時間30分ほど話した。僕のshibuyan730さんに対する初印象は「やべえ、リア充っぽい…」だった。リア充でも非リアでもない中途半端な自分に対応できるかどうかが不安だった。しかし話してみると、自分と同じく就活に悩みを持つ一大学生で、ちゃんとうち解けることが出来たと思う。

 会話中、就活の話は半分もしてなかったと記憶している。shibuyan730さんは梅田望夫さんの本を読んでWebに興味を持ち、はてなを始めたということで、前半の会話の内容はWebの話が多かった。次に就活の話として、僕の面接の失敗談やshibuyan730さんの経験談があった。そしてお互いの大学の話に進んでいった。最後はまた就活の話に戻って終わったように思う。

 以下に思い出せる限りの断片的な会話を載せてみよう。こんな会話が延々と続いた僕たちのテーブルは、傍目に見れば異様だったに違いない。

highcampus(以下h)「最近ニコ動で幻想入りに関わる全ての人に見ていただきたいっていう動画があって云々」
shibuyan730(以下s)「うん」
h「派生ネタを本家動画に持ち込むとやっぱり荒れるっていう話で云々」
s「なるほど」
h「ドナルドのらんらんるーを本家U.N.オーエンの動画にコメントするのも似たようなことで云々」
s「うん」
h「Webのコミュニティで生まれた言葉の話をすると、最近『w』を笑いの意味で使う一般人が多いね」
s「そうだね」
h「あれ2ch発祥なん?」
s「あれはもともとネトゲで効率的に会話するために出てきた使い方で云々」
s「広まったのは2chだから実質2ch語と言ってもいいんじゃないか云々」
h「なるほど」
h「あとさ、大学で非オタリア充の子もニコ動で音楽PVとか見るらしいんだけど」
s「うん」
h「動画の最初の『うp主乙』っていうコメントが気持ち悪いとか言ってて驚いたわ」
s「へえ」
h「一般人から見るとその程度のネット用語も気持ち悪いんだね」
h「でも郷に入ったら郷に従えで、ニコ動で見るんならその程度のコメントは受け入れるべきだよね」
s「それはそうだね」
s「Webのコミュニティと言えば、mixiとかしてる?」
h「してないわ。自分になりすました人が現れないようにアカウントだけ作ろうかなと思ってるけど」
s「それは心配しすぎだろw」
s「でもやっぱりリアルのつながりを持ち込まないと面白くないよ、mixiは」
h「そうなのか。あと大学生の日記炎上が多いよねmixiは。その辺気をつけて書かないとね」
s「そうだね」
h「そういえばはてブで見つけたあれ何だっけ? 炎上報告サイト」
s「炎ジョイ
h「それだw」
s「あれはコンセプトとかはすごく良かったと思うよ」
s「炎上による被害を、多くのユーザーを呼び寄せることで減少させようっていう」
h「爆風で炎を消すみたいなもんかな」
s「うーん。なんか炎上を分散させるみたいな効果があると思ったんだけど」
s「いかんせんあのサイトは言葉遣いが煽りすぎだったから」
h「そうだったね」

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h「いやーでも面接難しいわ」
s「難しいね」
h「面接官が人事か現場の人間かによっても変わるけど」
s「集団面接だとちょっと引いてしまうな」
h「あー引いちゃうと厳しいね」
s「大事なのは何でも手短に結論から言うって事だよね」
h「それはすごく分かる」

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h「筆記は玉手箱の四則演算穴埋めが苦手だわ」
s「うちの大学の学部は全体的に筆記が苦手なんだ」
h「うちの大学は全体的にがっつかないところが弱点かな」
h「大学と言えば、sさんの大学は昔赤かった頃の蔵書がたくさんあるらしいね」
s「あるある」
h「うちもどっちかというと教員は左巻きだけどね。まあ大学なんて大概左でしょ」
h「京都は左っていうか共産党が強いしね」
s「京都って共産党の人が市長だった時期が長かったらしいね」
h「らしいね。こないだの市長選は1000票差で負けたけど」
h「うちも昔は赤旗とかとってたわ。祖父が日教組の偉い人だったから」
s「そうなのか」
h「小学校に入ったら、いきなり知らない先生から『h祖父先生はお元気ですか? お世話になりました』とか言われるんだよ」
s「www」
h「びっくりだよ。小学校の時は日教組とかわかんないし。2ch見て日教組の評判が悪いのを知ったけど」
h「小さい頃は共産党の候補者の事務所にも連れて行かれた記憶があるわ」
s「へえ」
h「祖父の葬儀の時は共産党の不破さんからの手紙が読まれたしね。祖父のすごさが分かったわ。祖父が亡くなってからは家と共産党との縁も切れたけど」
h「まあよくわからん祖父自慢はおいといて。共産党はけっこうまともな党だと思うよ実際」
s「共産党っていう名前がだめだよね。党名変えたらいいのに」
h「ほんとそれ。名前で損してる。『党名を変えるのは悪いことをした時。うちは悪いことしてないから変えない』っていうのが共産党の主張らしいけど」
s「やっぱり変えた方が良いと思うな」
h「変えた方がいい」
s「保守とリベラルって分かる?」
h「リベラルよく分かんない」
s「まず社会に階層っていうもんがあるよね」
h「うん」
s「保守は上の階層が経済発展することで、全階層のレベルを底上げしようっていうもの」
s「だから経済学的にみてもそんなに悪い考えじゃないんだよ」
h「そうなのか」
s「それに対してリベラルっていうのは階層間格差を是正しようというもの」
h「なるほど」

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 終始こんな感じだった。つーか就活の話少なかったなほんと。しかし面白かった。就活仲間としても話していて良い刺激になったし、また会いたいと思った。shibuyan730さんにも良い影響があればこれ幸いですね。これからの就活もがんばっていこう。