漫画「U-31」 感想

そんなわけで。原作/綱本将也・漫画/吉原基貴のサッカー漫画「U-31」の感想。
僕が読んだのは完全版で、漫画本編だけでなく単行本未収録の小説や特別編が挿入されている。まさに完全版と呼ぶにふさわしい内容だった。
絵はリアルよりで、原作者曰く「暑苦しいまでの絵柄」。これが作品の温度を高めている。
内容はタイトル通り、20代後半で元日本代表の主人公が、失いかけたサッカーへの情熱を取り戻し、再び日本代表を目指してがんばるというもの。実在する選手やチームを(名前をもじりながら)引用し、ゼロ年代のサッカーをしっかりと描いている。サッカー用語や戦術なども軽く解説してあったりするので、最低限のサッカー知識さえあれば十分に楽しめると思う。
スポーツに命を懸ける選手達の姿が、熱を持って心に焼き付いた。熱いサッカー漫画が読みたい人にはガチでおすすめする。

追記2010-05-12

製作者インタビュー。あとで読もう。
あと好きなキャラ書き忘れてたので書いておくと、アイルトン・シウバ。元ネタはフラビオ・コンセイソンという選手らしい。

U-31 完全版(上) (講談社BOX)

U-31 完全版(上) (講談社BOX)

U-31 完全版(下) (講談社BOX)

U-31 完全版(下) (講談社BOX)