コミケC86・関東遠征記

そんなわけで。5ヶ月ぶりにブログを書くよん。
今年の夏コミケのために、というよりはそれを機に全国から集まるインターネットユーザーとオフで会うために、お盆休みは関東旅行することとなった。日付を追って振り返っていこう。

8月14日

宿のチェックイン時間に合わせて午後に京都を発つ。疲れて寝過ごすのが怖かったので今回は京都駅に着いてから当日の新幹線指定席を買った。新幹線乗り場東京行きホームに立てば自然と「たまこラブストーリー」舞台探訪ができるって寸法よ。
東京着いてからは適当に電車を乗り継いで宿へ向かう。少し雨が降っていたので難儀した。
宿に到着し、手続きを済ませて部屋へ入る。他に宿泊客はほとんどいないようだった。外装・内装共に長い歴史を感じる(婉曲表現)。テレビがアナログ(デジアナ)だったり、クーラーが古くて調子悪い上にリモコンがイカれてたり、網戸がないから虫が入ることを考えると窓が開けられなかったり、と思えば殺虫剤が置いてあって「虫はこれで殺して下さい」と言わんばかりだったり。古いのは仕方ないけど、部屋の冷蔵庫開けたらいつのものかわからない飲みかけのペットボトルお茶が入ってたんですがそれは。一応、振り返って考えると、宿の中でも数少ない冷蔵庫付きの部屋をあてがってくれたようだが……
とりあえずお腹が空いたので適当に宿の近所を散策してラーメン屋を見つけて入店した。味はまあまあ、満腹にはなった。
次の日の食料等を買って宿に帰る。クッソ熱い(たぶん45度くらいあったのでは)風呂、他に客もいないだろうから水でガンガン埋めつつ入浴。
当日まで全くサークルチェックをしてなかったので少し考えたが、オンラインカタログが混み合ってスマホから入れないっぽかったので諦める。催眠音声を聴いて就寝。

8月15日

1

早朝に起床、前日買ったおにぎりなどを食べて出立、7:00過ぎにコミケ会場へ。a-parkさんのサークル宇古木亭で売り子をする手はずになっていたのだ。
なんやかんやでa-parkさんと合流→入場→もう一人の売り子k-pさんと合流→準備→開場→買い物担当として各サークルを回るという流れ。コミケはまだ2回目のニュービーだったけど、前回で慣れたので多少の疲労はあれ特に問題なく回ることができた。自分の買い物は最初から考えてなかったので焦りもなかった。
東は艦これ島が予想通りの混み具合だったが、あとで行った企業ブースに比べればまだマシな方だった。あっちは外で並んで来た人たちが大勢発汗するから不快指数高かったのよね。みなとそふとブース等を軽く見て何も買わず一旦サークルに帰る。戻った時点で本はほとんど捌けていて、その後しばらくして完売。おめでとうございます(日当までいただきました。ありがたいことです)。
売り子として席に座ってうとうとしていたところ、k-pさんにTwitter実況され、コミケスタッフの方に熱中症ですかと心配されるウカツ。あとで気付いて恥ずかしかった。熱中症は東館で販売してたポカリでちゃんと対策したよ。

また出かけて、喫煙所でおにうさんやボチョコさんと会う。かみやまねき氏が少し前に出していた艦これ本をいただく。ありがとうございます。
企業ブースでケロQの列整理を王雀孫氏がやっていると聞いてチラ見したが誰がそうなのかわからず。みなとそふと・戯画・まどそふとの合同無料配布に並んで「ハナヒメ*アブソリュート」の小冊子をゲット。a-parkさんやk-pさんに挨拶して会場を出る。

2

一度宿に帰って恥ずかしい思いをしてから(後述)支度して飲み会へ行く。ハイキャンオフとかいう呼称がちらっとTwitterに流れたが、別に幹事でもビッグゲストでもない。中人さん・おにうさん・ボチョコさん・オラトリオさんたちと肉を食べ酒を飲んだ。その後練炭さんも合流して店を変え、おつまみを食べ酒を飲んだ。このメンバーで飲んだことはなく、驚く話やしみじみする話などがあり楽しい飲み会でした。
宿に戻っていろいろやりつつ就寝。

8月16日

この日はコミケ予定なし。やはり前日の疲れが来ていたのか、遅めに起きてぐだぐだしていた。昼頃から、夜に行われるバーストリンカー(隠語)飲み会、略してバ会の用意をmito2さんやpetrovichさんとやり始める。
準備の中で一番キツかったのは15日夜に会場である宿のスタッフの方と交わしたやりとり。

「すいません、〇〇御一行様みたいな紙がありましたら書いていただけますか」
「はい、なんと書きましょう」
「バーストリンカー」
「え?」
「片仮名でバーストリンカーでお願いします」
「部屋に貼る紙には"バーストリンカー"だと長くて書けないなあ。バースト様でいいですか?それともリンカー様?」
「あ、じゃあバースト様でいいです」
「わかりました」
「(悶絶死亡)」

かなり恥ずかしかった。団体名は「加速研究会」の方がまだダメージが少なかったのでは……

粛々と準備を進めてバ会開始。闇の宴が幕を開けた。嘘。和やかで楽しい飲み会でした◎
細部は書かないけど(年初に前回のバ会ハイライトとして会話内容の一部をツイートしたところ、わりと古くからのフォロワーが3人くらい減ったので反省してかなりナイーブになっている)、インターネットとかエロゲとかアニメとか小説とか艦これとかの話をする、よくあるオタク飲み会だった。バ的なところだと、a-parkさんが以前宿泊していたホテルを僕が特定した話をご本人とできたのでよかった(よかった)。あと、とある写真一枚から撮影場所を特定するという試みを数人でうんうん唸りながらやったのが楽しかったね。まあそういうアレな話はほんとちょっとしかしてなくて、大半はほんとにただのオタ飲みだったことをここに証言しておく。
個人的思い出の画像、はてなTシャツとバーストリンカーTシャツの歴史的邂逅(はてなTシャツを着ているのが僕)。
皆が持ち寄ったお酒やおつまみを存分に味わった。僕からのお土産はその場で食べず持ち帰るような品だったが、やはりその場限りの食べ物の方がよかったかなと思った。参加者とTPOによるけど。
メロン日本酒、初体験だったけどとても美味しかったです。DG-lawさんが隣でだいぶこの酒の魔力にやられていたのでもうちょっと早く止めればよかった。

コミケ3日目を控えてる人がいたから、あまり徹夜で飲み明かすことができないのが残念だった。かくいう自分も多少の用事があったので次の日のことを考えてキリのいいところで後片付けし、眠りについた。

8月16日

1

遅く起きてコミケは一般入場。litfさんのサークルLost in the Frontlineでlitfさんと僕との「ギャングスタアルカディア」対談を収録したコピー本が無事発行された。挨拶して一冊いただく。
適当に買い物。サークルチェックしてないからそんなに出費しないだろと高をくくっていたが、東で艦これ島を一周りして十冊くらい買ってしまう。あかん。
西でOYOYOさんに挨拶してエロゲ本を買ったり、八重ナギさんに挨拶して(好青年だった)ラブライブ!本を買ったり、みつきさんに挨拶してWA2本を買ったり。みつきさんに「WA2」はアニメだけ見てゲームはまだ未プレイである旨を伝えたところ「はぁ?とっととやれよ」的リアクションをいただいたのが思い出に残る。できれば近いうちにやりたいです。
続いて、永倉大さんとお会いして、20分くらい(?)話し込む。お約束の「北池袋を灰にしなければならない」という話や、椎原旬さん・SEVEN-WONDERが素晴らしいという話を聴くなどする。僕は「神聖にして侵すべからず」がよかったのでPULLTOP丸谷秀人ラインを攻めたい、などと言った。今度またゆっくりお話したい。
総じて、やはりコミケでアイサツする際はアイコン印刷したプレートを胸に付けておくのがサイッキョということがわかった。すぐわかってもらえる。
みなとそふとサークルはあまりなかったけど、一応一周ちらっと見るくらいはしていて、もう一回来てじっくり見ようと思ってたらサークルが後片付け後だったりしたのが少し残念。
閉会の前に会場を出て宿に戻る。

2

夜は疎水太郎さんと2年ぶりにお食事をご一緒し、アニメやエロゲなどの話に花を咲かせた。「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ」や「ソウルイーターノット」よかったですねーなど。元長柾木の作品には煙幕が多いが、煙幕を取り払うとロマンが残るのでは、という話に頷くなど。大槍葦人原画エロゲで「少女魔法学リトルウィッチロマネスク」は素晴らしいのでやるとよい、とか。お願いしてスケブに絵を描いていただいた。ありがとうございます。京都土産も渡せたのでよかった。

8月17日

1

宿を発って築地へGO。ススミハジメさんに教えてもらった、中栄というカレー屋へ行く。インドとビーフのあいがけというのを美味しく食べた。今度また東京来た時には、いろんな海鮮料理の店に行きたいと思う。築地市場の注意点は、スーツケースみたいな大きい荷物を持って見学できないから、駅のロッカー等に入れておく必要があること。市場の中にもロッカーはあるらしいけど、使えるかは調べてないので不明。

2

一路川崎へ。「まじこい」舞台探訪として、まずは年初に混雑してろくに見学できなかった川崎大師に向かった。
まずは普通に参拝した。その後100円のおみくじを引く。ありとあらゆる物事に支障が出るという凶を引いてしまい目の前が真っ暗になった。気を取り直して。

「まじこいS」OP30秒頃に登場することでおなじみの香炉。


7月の風鈴市の名残か、日本全国の風鈴が飾られていた。

川崎大師の前の仲見世通りも「まじこい」の背景画像の元ネタになっている。松屋の飴総本舗さんへ足を運び、お土産を買った。買い物が終わってお店の方と話していると「まじこい?」と聞かれたので「アッハイまじこいです」と答えると、店の日陰に案内されて聖地巡礼ノートを読ませてもらった。
何十人というまじこい舞台探訪クラスタがコミュニケーションノートを書いてるので、お店の方のオタク識別能力が上がっているのかもしれない。ちらりと僕の風体や荷物を見て洞察したお店の方はすごいと思った。もしくは僕が普通にオタっぽいのか。

「なんかアニメの大会?があったんでしょ。行ってきたの?」
「アッハイ行ってきました」
「パイプ椅子出すからそこに座ってノート見ていって」
「スンマッセン!」
「はいお茶もどうぞ。ただの麦茶だけど」
「ホントスンマッセン!」

という感じで親切に応対してもらってありがたかった。

ノートには多くの人たちの「まじこい」愛にあふれたコメントやイラストが書き込まれていて胸が熱くなった。この日の時点で2冊目の後半になっていたので、来年には3冊目かな? アニメ版のプロデューサーのお名前もあったり。僕もせっかくなので記念に書かせてもらった。

お礼を言って松屋の飴総本舗さんを去り、川崎駅のラ チッタデッラを訪れた。


噴水ショーを見たりしつつ、中のショップを巡り、ハンチング帽を購入した。今使ってる帽子は夏にはちょっと暑い感じがするので、やや涼しい印象のものを選んだ。
まだまだ川崎散策をしたいところだったが、今回はひとまずこれで帰ることに。「ええっ 横浜には新幹線が通っていないから新横浜に行かないといけないのかい?」という驚きを感じながら(お前何回新幹線乗ってるんだよ)移動。無事新幹線に乗ることができ、京都に帰り着いた。

以上が今回のC86に合わせた関東旅行の記録だ。主に自分があとで振り返る用のエントリなので、エンターテイメント性を考えて文章打ってないけど、旅の楽しさが伝われば幸い。
反省点としては、旅行用の小さいノートPC・タブレットはやっぱり要るなーということ。先代ノートPCが壊れてるので、何か買わないといけない。
いろんな人たちに会って話をすることが刺激になってよかった。今回は東京や川崎の街並みも多少散歩することで味わうことができたので満足度は高い。またコミケなど関係ない時期にも行ってみたいと思ってはいる。なかなか難しいが。
各種飲み会やコミケ会場等でお話してくれた方々、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。京都もいいところなので是非来てみてください。