夏コミで出る、美少女ゲームシナリオライターに関する本を二冊紹介

1 恋愛ゲームシナリオライタ論集30人×30説+

about
  • サークル名:theoria(ておーりあ)
  • 発行・編集:then-d(hatena id:then-d
  • 印刷仕様:A5、横書き、右開き、432p(本文428p)、背厚2cm
  • 価格:イベント頒布価格2000円
頒布・委託予定
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【とらのあなWebSite】恋愛ゲームシナリオライタ論集30人×30説+
現在予約不可。価格は2625円+送料600円=3225円。

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恋愛ゲーム(美少女ゲーム、エロゲ、ギャルゲー)のシナリオライターについての作家論集同人誌。
書き手の多くはTwitterにいらっしゃるので、これを機にフォローしてみるのもいいね。僕は既にほとんどの方をフォロー済みだ。
特に読みたいのは奈須きのこ論、高尾登山星空めてお論。つーか30人のシナリオライターのうち、僕が最低1作でもゲームをコンプした人が6人しかいない。「少なすぎだろw」とニコ生で突っ込まれたけど、ゼロ年代後半からのぬるいエロゲプレイヤーであることと趣味の偏りを考慮すればそんなもんじゃね? と自己弁護しておく。ちなみに体験版をプレイしたライターをいれれば14人くらいには増える。生きてるうちに全員のゲームプレイできるかなー

2 PLANETS vol.7

about
  • 発行・編集:宇野常寛
  • 印刷仕様:A5版、352頁(カラー32頁)
  • 価格:1,890円(イベント頒布価格1800円)

その他詳細は上記のリンクを参照。

頒布・販売予定
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宇野さん編集の下、充実した誌面になっているので内容に期待している。美少女ゲームシナリオライターに関連するのは、"《特集》ゲーム批評の三角形 アーキテクチャ/コンテンツ/コミュニケーション"内の企画、"【鼎談】王雀孫×桜井光×タカヒロ美少女ゲームの突破口 ――新たなる「楽園」を探して"だ。
鼎談の司会は坂上秋成さん(hatena id:syusei-sakagami)だ。

美少女ゲームの臨界点」からの6年間で何が変わったのか、何処へ向かっているのか、それを明らかにするための「突破口」です。今相当にアツい3人のライターさんの金言が詰まっていますので、エロゲーの現在を追うには外せないはず!

http://twitter.com/ssakagami/status/19916756181

さて、先日坂上さんがたまたま僕のニコ生を視聴し、コメントを残してくれた。今回の鼎談に関する質問に答えてもらったので、それを引きつつ議論の内容を考えてみたい。

  • まじこいについて

いや、マジ恋はkanon問題を解消した上でマルチエンディング気味の構成にしていることが重要だよね

グランドルートらしきもの+ヒロインにトラウマを与えないの意味で。

  • 鼎談のメンバーの選定基準は?

単なるマルチエンディングじゃない、ループ・メタフィクションを使ってない、それでいて売れてる作家で集めてみました

桜井さんは意外性出したかった。

メインは俺つばですね。それ散るからの意識の変化とかも話してもらいつつ。

あー、明日香さん。後からトラウマ植え付けるってのは面白かった>AS

  • 放送後

@highcampus  お疲れさまでした。放送、全部聴いてたわけじゃないですが、僕がタカヒロさんに投げた質問・見解とかなりの程度、@highcampusさんの考えていることは一致していたように思います。楽しめる記事にまとまっていると思うので、是非ー。

http://twitter.com/ssakagami/status/20249058265

ということで、普段から僕がよく言及してるまじこい、タカヒロの特徴についても触れられているようだ。全体としては、脱ループゲー・脱メタフィクションゲーを念頭に置きつつ、これからの美少女ゲームの方向性を探るって感じなのかな。是非読んでみたい。

2010-08-08追記

みなとそふとスタッフ日記でタカヒロさんが言及していた。

王さんとは、ちょくちょくお会いしているのですが
桜井さんとは初めてお会いしたので、少し緊張しましたが
ゲーム論を交わすのは凄く楽しかったですね!

スタッフ最新日記