then-d氏の訃報について

恋愛ゲーム評論サークルtheoriaのthen-d( d:id:then-d )さん、本名 遠藤浩(えんどう ゆたか)さんは以前より病気療養中でしたが、2014/12/11 早朝に逝去されました

通夜・告別式は下記の通り行われるとのことです

通夜 12月18日18時から

告別式 12月19日11時から

共に代々幡斎場( 〒151-0066 東京都渋谷区西原2-42-1 )にて

以上、故人のご冥福をお祈りすると共に、謹んでお知らせ申し上げます。

訃報 then-dさん - RyuAraiの日記 - lovegame30x30グループ



まずは謹んで哀悼の意を表します。
then-d氏には大変お世話になりました。
私のWeb上における美少女ゲームクラスタの方々との交流は2009〜2010年頃に始まりました。あの時期に氏の同人誌企画「恋愛ゲームシナリオライタ論集 30人×30説+」を知り、その参加者たちをフォローし始めたことが現在の交友関係の礎となっています。サークルtheoriaの主催としてthen-d氏が交流の基点を作られたことをありがたく思います。
そして、その後私自身も同人誌「恋愛ゲームシナリオライタ論集2 +10人×10説」の企画に挙手し、参加いたしました。拙論「タカヒロ論『憧れのあとさき』」を発表する場を与えていただいたこと(文章量が増大し約4万字になってしまった原稿を快く収録していただきました)は感謝しきれません。
「10人10説」の後もthen-d氏は精力的な活動を続けられていました。私は氏とTwitter上で時折やりとりしつつ、「恋愛ゲーム総合論集」シリーズ企画に読者として参加するという形で応援させてもらいました。
私がthen-d氏と直接にお会いしたことは2回あります。
最初は2010年に京都大学で行われた岸誠二麻枝准による「Angel Beats!」講演会の場で、この時はお互いの時間の都合もあり、ご挨拶と「10人10説」に参加させてもらった謝意を伝えただけであったと記憶しています。
次は4年後の今年、2014年3月1日、氏より連絡をいただき、京都で個人的にお会いしました。それまで密に連絡を取り合うといった間柄ではなかったので驚きましたが、憎からず思ってもらっていたことを嬉しく感じました。イノダコーヒー本店でコーヒーを飲みながら楽しくお話することができ、よい思い出になっております。
then-d氏の闘病生活について、その時説明を受けました。お会いする少し前、氏のTwitterの投稿内容にある種の危うさを感じており、お身体を心配していたところでした。あの頃は一時的に快方に向かわれていたものの、今後に不安もあるという話でした。今振り返ると、あの日のthen-d氏は命あるうちに誰かに何かを伝えたいという、まさに懸命の想いがあったように感じています。
印象深いのは「うた∽かた」というアニメについて語っておられたことです。私はこの作品を視聴したことはないのですが、then-d氏は喫茶店の中でゆうに一時間は熱のこもった全話解説を披露して下さり、なんと愛の深いことかと感心しておりました。一度観てみたいと思います。
then-d氏のTwitterは3月29日を最後に投稿が途絶えていましたが、もとよりお忙しい方なので過剰な心配はしていませんでした。しかし、それから半年ほど過ぎ、10月頃に雪踏駄氏よりthen-d氏の容態悪化の旨、連絡を受けました。それから今日まで、覚悟もしていたため、こうして文章を書ける程度にはthen-d氏の訃報を受け止めることができています。
それでも、辛いです。胸が苦しいです。
一緒に「天体のメソッド」の感想を話し合ったり、「Angel Beats!」の続報を楽しんだりしたかったです。
残念でなりません。
then-dさんから私なりに学んだことを、私の今後の生に活かしていきたいと思います。それがthen-dさんの生に花を添えることになるのかはわかりませんが、そうしたいと思います。
ありがとうございました。

ゲーム「真剣で私に恋しなさい!A-4」感想

そんなわけで。みなとそふとの武士娘恋愛ADV「真剣で私に恋しなさい!A-4」をプレイした。やっぱり「まじこい」は楽しいね(いつもの)。
今回のヒロインは二人とも「まじこいS」からの新規キャラである林冲と大友焔。性格的にはどちらもいい娘で大人しめなんだけど、それは地味めということでもあるし、なんといっても今作はAシリーズの中で唯一ヒロインの数が三人に満たないから、パワー不足なのではないかと心配していた。
やってみると、実際ド派手さや血が滾るような熱さとかはないものの、賑やかな掛け合いを中心とした日常と大和とヒロインの優しく爽やかな触れ合いは健在で、こういう落ち着いた作風も「まじこい」のスタイルの一つだよなと思った。
今回はヒロインが西方勢と中国勢であるためか、「A-3」までに比べると九鬼家の描写は影を潜めていた。風間ファミリーの出張りはそこそこあって、焔ルートでは西方十勇士と風間ファミリーの交流が日常になるし、林冲ルートでは京やクリスの武士娘らしいところを再び見ることができた。お約束の京エンドもあって、今回はなるほどそう来たかという流れからしっかりと一枚絵のHシーンもあって充実していた。愛されてるなあ。
以下、ヒロインごとに。

大友焔

冒頭のライター(マッチか?)の火が灯る演出かっけー、などと思いつつ十勇士結成シーンを進める。タカヒロさんの忍殺ネタも板についてきた感あるね。
大和が東西交流戦できっかけを作っておいた焔と、天神館と川神学園の交換留学を機に接近していく筋立て。風間ファミリーは各個に西方十勇士の面々と仲良くなっていく。このへん、いつもと違うメンバー間の掛け合いが新鮮で面白かった。京は(無印のクリスに対してそうだったように)意外な人と親しくなるところが興味深い。メダルを集めていく演出は「ポケモン」感があった。ああいうカットイン演出にも手を抜かないところがみなとそふとらしい。ファミリーの女子五人に天神館の制服を着せるのはいいサービスシーンだった。
選択肢によって尼子晴とのHシーン・エンドがあり、これはサプライズだった。まじこいもAシリーズが最後ということで、悔いのないよう少しでもフラグが立ちそうな女子にはイベントを作っておこうということか。
本筋の焔ルートは彼女の花火修行をサポートするという大和らしい役回りをこなしつつ、穏やかに恋愛を発展させていく健康的なシナリオ。
花火、というところでまず「姉、ちゃんとしようよっ!2」が思い出される。「姉しよ2」ではいくつかのシナリオのクライマックスで花火が打ち上がるシーンがあり、例えば犬神歩笑ルートだと彼女と夜の海岸にいるシーンで立ち絵の背景として夜空に花火が打ち上がる様子が動的に演出される。今見返すと、ただでさえ小さい画面サイズのさらに小さい部分で咲く花火はささやかなものだったけれど、あれはあれで情緒があった。
この情緒というのが厄介で、焔はそれを上手く表現できず花火製作に行き詰まってしまう。大和が仕事として依頼したことで成果を出さないわけにはいかなくなり……というわけで悩みながらも根性見せて職人としてランクアップしようと頑張る焔は偉い。彼女は気骨と愛らしさを魅力として兼ね備えた、武士娘らしい武士娘と言える。触れ合う人を元気にするパワーを持っているところは一子にも似ていて好ましい。
話が進む中でさらっと触れられるに留まる焔のトラウマがあったけれど、あのあたりの処理がまた非常にタカヒロさんらしく、氏のシナリオの温かみを再確認できた。類型としては「つよきす」の鉄乙女さんのトラウマに近いものがあるか。乙女さんの「雷が怖い」に対して焔の場合は「闇が怖い」という心の傷を持っており、これは自身の過失の罰として家の土蔵に閉じ込められた過去から来ている。
この挿話におけるポイントは、焔が彼女を土蔵に閉じ込めた家族には(いけないことをしたと気付かせてくれて)むしろ感謝していて、トラウマにまつわるエピソードは既に終わっており、ただ後遺症的な患いがそこにあるということ。つまりトラウマの原因を遡りメスを入れることで治癒的な解決を目指す、ということは作中では推奨されていない。替わりに、タカヒロ作品では、乙女さんに対馬レオがそうしたように、往々にして「ただ側にいる」ということの大切さが描かれる。停電した教室の中で、大和も焔のために携帯電話の灯りをともして、彼女の側にいる。

【焔】「暗いのが苦手になってな」
【大和】「…でも閉じ込められた時は一人だったんでしょ」
【焔】「あぁ? そうだが」
【大和】「今は俺がいるから平気だね」
【焔】「あ、あぁ」
【焔】(人がいても、怖い物は怖いが…)
【焔】(ただ、励ましてくれてると思うと嬉しいな…)

"怖い物は怖い"、つまりトラウマは解決されておらず、依然として・この先も焔に付き纏う。けれど患いが完全に癒えなくても人はそのまま生きていけるし、支えてくれる人が現れればその歩みは一層確かさを増す。これはトラウマの程度の問題ではなく(「闇が怖い」程度の軽い症状だからではなく)、作中における人間観の問題としてそうなっている。
さて、花火製作の方は紆余曲折の末、焔が大和と見て楽しいと思える花火を作ったところ、家族からも認められて一段落。それをきっかけに大和と焔の交際がスタートする。付き合いだしてからは順風満帆に関係を発展させていき、Hもしつつ二人は恋人として充実した日々を送る。イイハナシダナー。水着Hシーンで大和を見上げる焔の目付きはゾクゾクするね。あとこの娘も京や小雪と同じく精液で強くなる属性持ちだったか……
交換留学も終盤になり、風間ファミリーそれぞれが十勇士から友好の証としてメダルをもらっていく。なかでもキャップがメダルのお返しとしてバンダナを石田に渡したのは印象深い。内申点を犠牲にしてまで普段から着用している一品だけに、キャップの真剣さが伝わる。
しかしこれからは二人遠距離恋愛かー、と思っていたら今度は焔が留学してくるというお約束のオチも決まり、焔ルート完。九州で繰り広げられた「まじこい」も新鮮でよかった。以下小ネタなどについて。

  • 一子、勇往邁進を「ユオマ」と略していたが今回は「ユーマ」。もう好きに呼ぶといいよ
  • "口の中が花火状態"という比喩、これからコーラ・炭酸飲む度に思い出す
  • 百代のプロレス的な戦い方にしっかりナベシマンが教育的指導入れたのはよかった
  • 丸戸・るーす・王・ロミオと激しい身内ライターいじりネタに"最後の太陽族"(二つ名)丸戸史明も苦笑い(しているかどうかは知らない)
  • 珍しく真剣に交際を申し込んで真剣にフラれるヒゲ先生だ

林冲

まじこい九州編につづいてまじこい中国(チャイナ)編……というほど中国舞台にはならないんだけど、海の向こうからお客さんがやってくる。
今回はが曹一族に接触し、梁山泊で"盧俊義"にあたる武士娘管理能力者の資質を持つと目される直江大和の存在を教えるところから始まった。曹一族の師範代・史文恭と梁山泊林冲をはじめとした面々が大和の争奪戦を繰り広げる、というのがストーリーの軸。序盤からどどーんと林冲・揚志・史進・武松・公孫勝が川神学園に転入してくる流れ、もう慣れたとはいえインパクトあった。
大和に対して出会い頭から過剰な親愛をもってよろしくしてくる林冲に京が待ったをかける。"目の前で旦那に粉かけられて黙ってるほど、ぬるい人間になった覚えはない"という京の熱いところが見られてよかった。事情により史進と決闘することになった京、そしてクリスだが敗北し入院することに。
林冲たちの転校初日深夜、寮の自室に史文恭さんがダイレクトアタック、林冲と一戦交えて退いていく。相手のヤバさを理解した大和は林冲の提案を受け入れ、彼女に護衛してもらうことになる。風間ファミリーにも口外できないが、そこはさすがにファミリーの面々、なんとなく察してはくれている様子でありがたい。
一方、武松は公孫勝を助けて武蔵小杉を処理したのち、川神院で門下生相手に難なく勝利し、川神院は梁山泊と合同稽古するにあたっては全体的なレベル不足であると残念がる。このあたりで梁山泊勢の強さと川神勢に対するライバル感を出しているんだけど、あまりヘイトを稼がせず憎まれ役にしすぎないような配慮もある。史進が入院した京・クリスを気遣う素振りを見せていたり。「まじこいS」以降タカヒロさんはそういうところに気を使っている印象がある。
梁山泊勢は護衛に伴うもう一つの重大案件、大和の盧俊義としての資質を見定めるフェイズに入っていく。大和も彼女たちの視線に何かを感じ探りを入れようとする。林冲以外のメンバーとも仲良くなるフェイズが始まる。
初手はちょろそうな公孫勝、大和や弁慶が所属するだらけ部との相性もばっちり。武松は甘い物を持ち寄り何度もトライする力押し、そうして二人との仲を深めていく様を見て揚志も大和を認めていき……史進はあまり描写がなかった。公孫勝から聞き出した盧俊義の件について、大和なりに前向きに検討し、梁山泊勢に認められることを一つの目標にして立ちまわる。ここはいつもの「まじこい」テイストだった。
林冲の学園生活、学生は本業ではないからそこまで乗り気ではないけど、根が善良だからか義経なんかとは相性がいいみたいで微笑ましい。大和が梁山泊メンバーと交流する中で、やっぱり一番に仲良くなりたいのは彼女というわけで、一緒に遊んだり七浜でデートしたりとステップを踏み、ついには林冲の方から大和にキスするところまで高まってしまう。
そこで選択肢が二つ出てくる。本格的に梁山泊入りし全員の"盧俊義"になり林冲ただ一人のための男ではなくなる道と、あくまで林冲との関係を深めていく道。
前者を選ぶと梁山泊ルートに入り、公孫勝・武松との3Pを経て梁山泊入りし盧俊義となった大和の将来が描かれる。なんと大和を追って京も梁山泊花栄の名を継ぐというサプライズがあり嬉しい。大人になった京はいっそう妖艶になっていてHシーンも非常によい。幸せの青い鳥の囀る一つの未来がかいま見られた。
後者の選択肢が林冲ルート本筋となる。林冲と改めて契約し、性的なことも始めていく。美しい髪を巻きつけたフェラとかいけない。
仲が深まったところで、林冲の「守る」ということに対する重すぎる感情がついに暴走し始める。目からハイライトが消え、大和を気絶させて川神から離れたとある山中の山小屋へ運んでしまう。これは「君が主で執事が俺で南斗星ルートのリメイク感があった。南斗星さんも「守る」想いにセーブができず夢と練をさらって山中にこもっていた。七浜デートの際、林冲南斗星さんと朱子らしきペアを目撃して南斗星さんの方に言及するくだりもあったし、かつて誰かを守れなかった過去を持つ似た者同士の縁があるということか。南斗星ルートは当時の逼迫した製作状況のせいかシナリオもやや雑であまり出来はよくなかったけれど*1、今回林冲ルートで同種の展開をやっている以上、南斗星ルートよりも丁寧に展開してくれることを期待した。
そこはさすがの直江大和、山中に軟禁されても逃げ出すことは考えず、まずはゆっくりと林冲の過去について聞き取る。友人ルオの死と彼女から異能を持つ眼を移植された話を聞き、そんな過去のせいで時折行き過ぎた守衛に走ってしまう林冲のことを受け止めなおかつリードすることを決意する。主人公らしくてかっこよい。
邪魔も入らない環境もあって二人は身体でも結ばれる。林冲の黒い下着は素晴らしい。数々のHシーンはほぼ連続して繰り広げられるんだけど、それぞれの尺がいまいち短いのが難点だった。まあだらだらやっても仕方ないのかもしれないが……wagiさんの絵は非常に扇情的なだけに惜しく思う。
ともかく共同生活で男としてのアピールにも成功し、夏休みの終了とともに川神へ帰ることにする大和とそれに従う林冲だったが、そこに史文恭が強襲する。ようやくの本格異能バトル展開だ。龍眼の史文恭と予知の目の林冲が激突し、一枚上手を取った林冲が勝ちを収めたところにヘルモーズなる傭兵集団がに唆され漁夫の利を得にやって来る……も、気絶したふりをしていた史文恭と林冲の共闘により返り討ちにあう(その後、武松と史文恭の梁山泊・曹一族合同部隊で本拠地まで壊滅するインガオホー)。……一体何者なんだ……という謎を残し、今回の直江大和・盧俊義争奪戦は終息した。という流れ自体は別によかったんだけど、史文恭さんの出番は少なかった上に林冲とは1ラウンド敗け、続くラウンドはご破算になってしまったのがちょっと残念だった。本気の本気バトルが見られなかった不完全燃焼感がくすぶる。
さて、舞台は川神に戻り、武松が川神院門下生にリベンジされて見直したり、史進が京・クリスと再決闘して敗けたり、公孫勝が紋様ちゃんと親しくなったりと、梁山泊勢の面々が川神に溶け込んでいく。そして大和の側には林冲がいて、いつも見守ってくれる――という円満なエンディング。あらゆる者を受け入れていく川神、恐ろしく不思議な街だ……
林冲ルートは、上述のようなバトルの不完全燃焼感以外は概ねよかった。バトルもある程度京・クリスの史進リベンジ戦で満足したし。あとは、新しい面子と既存の面子が掛け合いすると新しい面白さがあるというのは焔ルートと共通していた。以下小ネタなど。

  • 超武道伝2懐かしい。ボージャックとかも出てるんだよね
  • 「唐衣花のたもとにぬぎかへよ我こそ春の色はたちつれ」
  • 今は川神にいるのが楽しくて仕方ないという冬馬、しみじみする
  • 公孫勝の「明日から真剣」Tシャツ、よい

  • 次回予告
    • 義経の可愛らしさと凛々しさ両面が発揮されるのが楽しみ
    • マルさんはエロエロなのは嬉しいけどそれだけじゃねーかという「まじこいS」ユーザーの声にどう応えるのかが楽しみ
    • 天衣さんはいきなり遭難から始まるらしいが、幸せになるといいね
    • 天衣ルートで案件がもし片付くのなら、「まじこいA」パッケージ版にグランドルートはないのかも?
  • チュートリアル18回目、やったねムサコッス、仲間が増えたよ!
    • BGM「君のヒーローになるために」がこのシーン上でも音楽モードでも再生されない不具合があり、みなとそふとにメールフォームから報告したんだけど2014-12-07の時点で返信がなく、公式サイトでの公表もない。2014-12-06の時点で返信が返ってきて、添付されていた修正ファイルを当てたら不具合は解消した。メールを見落としていて申し訳ない。知人も同様にこの曲が鳴らないらしく、bbspinkでも何件か報告されているので自分の環境固有の問題ではないっぽい。プレイ済みの人は音楽モードで確認後みなとそふとに報告したりしてみては
  • 新規BGMは「108の魔星」がかっこよかった
  • 掛け合いモード
    • 本編で出番があまりなかった分、史文恭さん系のネタが多めか。タカヒロさんも史文恭の役者さんはかなり好きなようだし
    • 結城友奈は勇者である」ネタで燕先輩がにぼっしーと化していた
  • 「まじこいA」シリーズも次回で最後、発売は来年7月くらいかなー。備えよう

まとめ

元気っ娘の焔といじられお姉さん林冲、どちらもタカヒロテイストがあって、5年以上ファンやってる身としては安心感があった。ヒロイン二人で落ち着いた作風だったので印象としては「まじこいA」の中でも地味な方だけど、次はシリーズの締めとしてド派手にやってくれてもいいのよ? 楽しみにしている。

*1:ユーザーの評価を受けてか、コンシューマ版で加筆修正されている。

映画「たまこラブストーリー」感想

そんなわけで。京都アニメーションのアニメ映画「たまこラブストーリー」BD版を観たので感想を書く。

1

声は愛。愛は呼応。呼びかけ、受け止め、応えるラブストーリー。「たまこラブストーリー」は糸電話のように優しい恋物語だった。

2

本作を観たのは劇場版以来、このBD版で2度目となる。今回の鑑賞を通し、改めて声掛けのアニメだなと思った。たまこも周囲の人達も、密に声を掛け合い名前を呼び合って生活しているところがよい。BDに収録されている舞台挨拶映像を観て、ますますそう思った。金子有希氏がみどりちゃんからたまこへの呼びかけについてこう語っている。

金子「特に、たまこと一緒の時に、『行こ』ってよく言うんですよ。で、その『行こ』っていうのがすごくなんか印象に残っていて、[…]いろんな心情を込めての『行こ』があるので心に残ってます」
(劇場舞台挨拶 2014年4月26日@新宿ピカデリー 12分30秒頃)

そこに言葉を置く、彼・彼女たちの柔らかさがクッションになって、例えばみどりちゃんの表情が映す痛みも、幾らか和らいで見える。

3

声を掛けること、さらには、名前を呼ぶということ。
豆大さんが「ひなこ」と言いかけてから娘たちの手前「母さん」と言い直したり、普段「爺さん」と呼んでいる福さんが倒れた時は病室に駆け込むなり「父さん」と叫んだりする。
そういった「呼ぶ」ところが一つ一つ丁寧で、画面に優しく響く。声掛けというものに注目して本作を観てみた時、もち蔵に告白されたたまこが走って商店街に帰ってきた場面は、幾つもの声が鮮やかに重なり合った、すこぶるワンダーな山場だ。

4

声を発する器官としての口。
もち蔵については口が気になるところだった。彼は口元を押さえて泣く。これはTVシリーズからそうだし、本作でみどりちゃんと会話して「常盤てめえ……」とトイレ前でへたり込む時もそう。そしてラストシーンでもこの所作が見られる。

―――あの場面のもち蔵って、たまこの告白を聴いた瞬間、少しうつむいて手で口を覆いますよね。あれはTVシリーズの9話で、たまこからバースデーケーキをもらった時と同じ仕草なわけですが。
山田 あ、そうなんです!
―――ガッツポーズをしたり、抱きついたりという方向にいかないのがすごくもち蔵っぽいな〜と思いました、監督の中でも、もち蔵といえば、あのくらいしかできない子というイメージ?
山田 そういう感じです(笑)。9話のもち蔵のリアクションって、演出とコンテを担当された三好(一郎)さんが描いたものなんですけど。…
最初に見た時、その仕草が恐ろしくもち蔵で、本当にびっくりしました。大好きなシーンなんです。
―――その仕草を使わせてもらった?
山田 はい。告白されたもち蔵のリアクションは、あれしかないなって思っていましたから。

たまこともち蔵の恋する過程をまっすぐに「たまこラブストーリー」山田尚子監督に聞く2 - エキレビ!(1/5)

僕もこの仕草はもち蔵らしくて好きだ。なよっとしてフェミニンな印象を受けると同時に、どことなく抑制的な動きに見える。
だから、鴨川のほとりでもち蔵が口を大きく開けて叫ぶ場面は、抑えられていたものや告白の後にわだかまったものが開放されたようで印象に残っている。
そして、口元を押さえるのが抑制的という話でいうと、これは本編の内容ではないんだけど、前売券特典のB2ポスター*1の中でみどりちゃんだけが口元に手を当ててるんだよね……ほんとなあ……そういうところこのスタッフは……

5

みどりちゃんの内心に過剰に接近しなかったことと、かんなちゃんが辿り着いた場所から見た景色が直接描かれなかったことについては、上品な手つきだと思うし僕は好ましく思う。あと、たまこたちの恋話でテンションが上がる史織ちゃんがかわいい。劇場で初めて観た時、ギャグの方には期待していなかったんだけど、たまこの友人たちには笑わせてもらえてよかった。特にかんなちゃんが可笑しくて好き。

7

京都の風景。たまこが行き慣れない駅で迷う様子すら愛しい。鴨川や疏水がたおやかに流れる様はとても心地いいものだ。

6

冒頭の話に戻すと、本作は大きく3つの段階に分けることができると思う。つまり、もち蔵がたまこに告白するまで、たまこがもち蔵の想いを受け止めるまで、たまこがもち蔵に告白するまで、という3つのフェイズに。時間も、それぞれに概ね1/3ずつ割り振られている。
このようにわかりやすく、ゆったりとした構成は、糸電話に由来するものだろうか。糸電話は話す方と聴く方とがはっきり分かれ、交代しながら会話を進めていく、優しい装置だ。
大きな見どころとしてはもちろん2つの告白がポイントなのだけれど、その間のこと、たまこがもち蔵の想いを受け止めるために流れた時間・もち蔵が告白の後の苦味を味わった時間の貴さを忘れてはならない。
だから本当は、呼応という言葉は危なっかしい。その二文字からは、呼びかけられてから応えるまでの時間がしばしば零れ落ちてしまいそうになる。歌から歌へカセットテープがリバースする時間、紙コップを耳から口へ運ぶための時間が。

8

たまこは「もち蔵 大好き!」という告白を「どうぞ」と結ぶ。声は愛。愛は呼応。恋人たちが交わす虹色のやりとりは、赤い糸を伝い、絶えることなく続く。
たまこラブストーリー
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ゲーム「京都〜想いは渡月橋をこえて〜」感想

そんなわけで。eLiaの"京都、嵐山を舞台とした学園ラブストーリー"ADV「京都〜想いは渡月橋をこえて〜」をクリアしたので感想を書く。
クソゲーと名高いこのゲームだったけど、思いの外悪くなかったというのが一言総括だ。二言三言足していくとあまり褒められたゲームではないのは確かだが……
まずパッケージイラストからパースが狂っていて、ヒロインの望月ほのかが巨人に見えてくるので、この時点で大方の人は内容を察して購入を控えたのではないかと思う。そのパッケイラストからほのかの絵を流用して、ロケ写真から起こしたと思われる嵐山・渡月橋のほとりに彼女が座っているタイトル画面が組まれているのだが、これも嬉しくないパンチラと微妙な表情の加減でどことなく不気味な印象を受ける。ちなみにタイトル画面のBGMがないのでなおさら寂寥感を覚える。
ゲームシステムはビジュアルノベルスタイルで、背景・立ち絵の上に表示されたテキストをクリックで送っていき、選択肢を選びマルチエンディングに到達するというエロゲにおいては典型的なものの一つ。ただ、スキップがかなり遅いのと、セーブ・ロードスロットの数が10もないせいで、快適さはない。CDDAだからか、音楽モードがない。CG・回想モードはあるが、僕のプレイ時には全クリアしたのに登録されていない回想シーンがあった。また、当方の環境に起因するのか、各エンド後にスタッフロールが一切なかった。
ついでに書いておくと、インストールフォルダから直接SEファイルとボイスファイルが閲覧できる。SEファイルはたったの7個だった(強烈に不足だと感じたわけではない)。目覚ましの音がとにかく耳に触るのでSE切りたくなる。ボイスは一部再生されないファイルがあり、プレイ中そのボイスに差し掛かるとWindowsの警告音が鳴った。
以上のようにシステム環境面では今の基準からすると(もしかしたら発売した2000年当時においても)かなり見劣りがする。
ヒロインとお話。舞台は京都府京都市右京区西京区あたりに位置する嵐山。実在する渡月橋と橋にまつわる伝承をキーにして、主人公・篠崎達也とヒロイン・望月ほのか/藤原ひかり/鈴原霞/安里李留が繰り広げる恋愛劇がメインストーリーとなる。そこに、小ネタとして京都の社寺仏閣や風物詩を導入し、土地観光的な要素も含んでいる。
パッケ裏には、

"すれちがう想いと想い・・・紅葉のなか、想いは恋へと変化する・・・"
"女性の嫉妬を題材とし、心境の変化はもちろん、平凡な恋から体を張った強引な略奪愛まで多様な展開を見せるストーリー!"
"京都、嵐山を舞台とした学園ラブストーリー"
"幼なじみであるがゆえの悩み。妹的存在を抜け出せない苦しみ。他人と区別なく接してくれる彼へのひそかな想い。自分と違う存在へのあこがれ。それぞれの想いが交差し、時にはぶつかり合い、物語の結末は誰にも予測の出来ない方向へ・・・"

と書かれており、複雑な恋模様が描かれることを期待させる。しかし、ゲーム内容はそこまで多様ではなく、むしろ単純だった。順を追って説明しよう。
公式の詳しい解説がないため推測を含むけれど、このゲームでは選択肢を選ぶことで好感度のほかに嫉妬ポイントが貯まっていく。要はある女の子の前で別の女の子に好意的な発言をすると嫉妬されるというわけだ。
嫉妬ポイントが一定値に達していなければ、一般的なエロゲのように好感度が高いヒロインのルートに入り、告白されて結ばれHをしてハッピーエンドという展開になる。いわゆる純愛エンドというやつだ。これは各ヒロインに共通して1種類ずつある。
そして、あるヒロインの嫉妬ポイントが一定値に達していながら別のヒロインと付き合った場合、あるヒロインは別のヒロインから篠崎達也を略奪する。俗にいう略奪エンドというやつで、これはほのかのみ他の3ヒロインから奪う3種類が、ひかり・霞・李留はほのかから奪う1種類がある。
一応、誰ともくっつかずに終わるエンドも存在する。
厳密に数えると11種類もエンディングあるわけで、これは確かに数字だけ見れば"多様な展開"と言ってもいいように思える。しかし、このゲームのシナリオは展開のワンパターンさが尋常ではなかった。
純愛エンドなら、共通パート終了→ヒロインと中陵公園で待ち合わせ→告白され、達也は受け入れる→即帰宅セックス→即エピローグという流れであり、個別ルートにも関わらず4人のヒロインはほぼ交換可能である。
略奪エンドなら、共通パート終了→ヒロインAと中陵公園で待ち合わせ→告白され、達也は受け入れる→だがしっくり来ず「自分は本当にヒロインAが好きなのだろうか」と自問自答する達也→ヒロインBが後から告白→即セックス→ヒロインAを渡月橋に呼び出し別れを切り出す→信じられないAに達也がBとのキス・あるいはセックスを見せつける→ヒロインAは退散→エピローグという流れであり、こちらもヒロインはほぼ交換可能である。本当にヒロインが変わっても同じ展開が繰り広げられるので笑ってしまう。
つまりパターンとしては純愛・略奪・バッドの3パターン、バッドは恋愛劇として数えなければ2パターンしかないわけで、どこが多様やねんとツッコミたくもなってしまう。
略奪エンドについてもう少し詳しく書き加えよう。李留略奪エンドのような、「あなたは変態的なプレイを拒んだようですけど、私は受け入れることができますから、私の方があなたよりも彼の恋人にふさわしいです」→「できるもんですか。じゃあ私の目の前でやってみなさいよ」→「やってやるです」→「いやああああ」という場面の流れは王道的で好ましい。
しかし、エピローグでは必ず寝取られた側のヒロインが新しい恋を見つけたりして元気にやっている様子が描かれ、後味の悪さを解消しているけど、個人的にはその後味の悪さを美味しくいただきたいわけで、好みではなかった。ほのかの前でアブノーマルなセックスを見せつけるて以後しばらくは"汚いものを見るような目で避け続け"られる描写があり、そのリアクションがずっと続けばなあと思った。
個別ルートは以上のような出来なので、結局のところ「楽しさ」では共通ルートが一番だったとは言える。ヒロインごとに京都の色んな場所へ行ってるからわかりやすい違いもあるし。
京都に実在する社寺仏閣・風物詩を自然に織り交ぜた会話は、京都在住の自分からすると「ああ、あそこか」とすぐにわかるので楽しめはした。例えば、大きな胸・小さな胸、どっちが好き? っていうのはエロゲでよくある話の流れだけど、そこから、「母親は乳の出が悪かったから伏見区日野の法界寺(乳薬師)」に行って……みたいなエピソードがぽっと出てくる、という風に京都っぽさを入れてくる場面は悪くなかった。他にも、「森嘉のお豆腐」という言葉がナチュラルに出てくるところで驚いたり。森嘉はあのあたりにある豆腐の老舗で、エロゲシナリオライター涼元悠一氏もお豆腐を購入していたりする。
ただ、自然に織り交ぜたと言えば聞こえはいいが、ほとんどの京都関連ワードについて解説が頼りなく、知識のない人は本やWebでセルフ補足しながら読まないとわからない箇所が多いように思う。全体的にこのゲームのテキストは粗雑。あと、哲学の道の説明で金閣寺銀閣寺を間違えるミスがあったりして、そういうところもダメだった。
本作の象徴たる渡月橋、その伝承は作中だと「恋人同士が一緒に渡ると別れることになる」というものだったが、僕が実際に聞いたことあるのは「恋人同士が一緒に渡っている最中に後ろを振り向くと別れることになる」というもの。これは十三詣りの伝承のアレンジだろうと疏水太郎氏から教えてもらった。

参詣の帰路、本堂を出たあと、後ろを振り返るとせっかく授かった智恵を返さなければならないという伝承があって、狭い長い石段を降リ切った鳥居をくぐるまでは、または渡月橋を渡り終わるまでは周囲の誘いにも動じず後ろを振り向かないで貫き通す習俗がある(なお、お参りの前に子に教えておくことをすすめる)。

十三詣り - Wikipedia

最後にざっとキャラクターに触れていこう。
篠崎達也。「吾輩は篠崎達也!! 京都観光客のマナーを真に憂う者である!」と言わんばかりに、観光客の素行の悪さについてはキレやすい青年。流されやすく、ノリで告白を受けてしまってから略奪愛に身を任せたりするため、ろくな男ではない。共通ルートでヒロインとの距離が縮まるイベントが起こった後、必ず彼女たちのフェティッシュな唇や声や香りを思い出して切ない気持ちになってしまうという、多感な奴でもある。ドラクゴエスト略してドラゴエというゲームに熱中しており、やりたさが高まって帰宅中に「ドラゴエ、ドラゴエ、ドラゴエ……」と呟きながら渡月橋を渡る様子には「彼は狂っていた。」という地の文を付けたくなる。
望月ほのか。舞妓部所属の同級生。嫌いな虫が描かれているというだけでプリントを配るのを躊躇する。それがあなたのカワイイなのか…… プレイヤーの印象に残りやすいのは、篠崎君が何でもおごるという約束に乗じて湯豆腐(1人3000円コース)をおねだりするシーンだろう。おごりイベントだからって食べるのはパフェとかじゃないんだよ、京都だからここ! 略奪エンドの寝取られ側では達也と寝取りヒロインを"汚いものを見るような目で避け続け"るので根は潔癖なようだ。あと、舞妓は男を知って芸妓になるという女性観を持っており(歪んどる)、寝取る側のイベントでは「私を芸妓にして」が決め台詞だった。怒られろ。
藤原ひかり。本作の中でも声がアレなヒロインで、特に「きゃはは」という台詞を「きゃはは」と発音するのには頭を抱えた(「おれつば」の「ゲラゲラゲラ」みたいな一芸でもない)。ちなみに全員声優非公開なので特定班の出動が待たれる。年下ポジションで達也・ほのかと登校する都合上出番は多いが、あまりグッとくるところがなかった。
鈴原霞。一番好きかもしれない。変態性欲・露出癖の持ち主。略奪ルートでは告白即露出から乳首クリップ+バイブの構えで迫ってくる手練である。純愛ルートのエピローグも露出写真撮影プレイであり、"激しい興奮と、穏やかな幸福感に包まれて、俺たちは哲学の道を歩いた・・・。"という結びは本作屈指の名文。
安里李留。上品なお嬢さんで、ほのかに達也を略奪され見せつけプレイをされても正気を保ちながら身を引いていく。半狂乱でその場を駆け去るヒロインが多い中ではまともな方だ。しかし自分が寝取る側になった時にはほのかにこれでもかと後ろでの性交を見せつける。あえていうならその二面性が魅力か。
感想としてはこんなところ。ツッコミどころが多いので筆が乗ってしまったが、あと少し何かをどうにかすれば純愛・略奪両ルートで本当に複雑な恋愛を描いたわりといいゲームになれたのではないかと思える程度のよさはあったことを記しておく。
余談だが、発売当時にアンケはがきをTGLに送ると35000円相当のMP3プレイヤーを15名にプレゼントしてくれたらしい。このゲームを8800円で買ってしまった心理ダメージをそれでケアできたかは謎だが、往時のエロゲ業界の景気の良さを感じさせる。

「艦これ」2014夏イベント【AL/MI作戦】の記録と感想

そんなわけで。「艦隊これくしょん」の2014年夏イベント:期間限定海域【AL/MI作戦】の記録をまとめて振り返っておく。
前からまとめ記事書いとかなきゃなーと思ってたところでカトゆーさんのエントリ(艦これ夏イベントを記録しようと思った - 戯れ言)読んだので刺激されて。

E-1 北方AL海域:北方AL海域へ進出せよ!

攻略過程

AL作戦が発動し、第一段階として北方AL海域へ進出する。


AL作戦とMI作戦でそれぞれ一方に参加した艦娘はもう一方の作戦に参加できない出撃縛りがあるので、練度低めの艦娘で様子を見つつ開始した。
E-1は1マス目からフラリ級+エリカ級の時点で難度お察し感ある。ルートは下ルートを選択したけど、出撃1回目、2回目から2マス目大破撤退という幸先の悪さ。

ボス自体は弱敵なんだけど、とにかく下2戦目夜戦での撤退が多い。かなりのフラストレーションが溜まっていく。根気よく続けた結果、20回目でゲージ破壊に成功した。


春雨ちゃんをお迎えして終了。

記録

編成装備。

艦隊の平均Lvが低いと敵が弱いという噂があったが、軽空母がみんなLv70程度ある時点で平均は上がってしまうし、それなら強い艦娘入れた方が突破できると思い、途中からLv30台の古鷹・加古を外して青葉・衣笠を入れた。当艦隊の最強軽空母ちとちよはとりあえず温存して、その次くらいに強い飛鷹型を使うことにした。艦種の偏りを防ぐため、高速戦艦から霧島、航空戦艦から日向をセレクト。練度高い重巡はたくさんいるから青葉・衣笠を投入してもMI以降のローテは余裕。
航戦や軽母の装備で対潜も意識しつつ、火力もしっかり出していく方針。夜戦装備も付けて補強。
下ルート。1マス目単横2マス目単縦3マス目複縦4マス目単縦。支援艦隊なし。出撃1回につきボス夜戦までで燃料284/弾薬352消費。合計消費資源は5k/4k/5k/0.6k。バケツ46個。
1:下2戦目最上大破撤退。2:下2戦目古鷹大破撤退。3:下2戦目日向大破撤退。4:下2戦目青葉大破。5:ボスS。6:ボス前羅針盤逸れ(日向の32号電探を22号電探改四)。7:下2戦目日向・飛鷹大破撤退。8:下2戦目衣笠大破撤退。9:下2戦目青葉大破撤退。10:ボスS。11:下2戦目青葉大破撤退。12:下2戦目霧島大破撤退。13:下2戦目準鷹大破撤退。14:ボスS。15:下2戦目日向大破撤退。16:下3戦目準鷹大破撤退。17:ボスS。18:ボスS。19:3戦目撤退(大破艦未記録)。20:ボスS。
ボス到達は6/20=30%。2戦目大破撤退率は11/20で55%。

感想

1マップ目から随分と厳しく作ってきたなという印象。夜戦が1マスでもあるとボス到達が不安定になるし、ここでは下2マス目のル級が猛威を振るってきたので勘弁してくれと思った。ただ、ボスに到達した時の旗艦撃破率は100%だったので、2戦目を抜けたらほぼ勝ち確のゲームではあった。
古鷹・加古・青葉はHPが50ないのが辛かった。ここで足柄か那智を投入してもよかったかもしれない。
今回のイベントマップ全体がそうなんだけど、クリアに必要なボス撃破回数が多くて困った。

E-2 北方AL海域:陽動作戦!北方港湾を叩け!

攻略過程

AL作戦第二段階として、敵北方港湾基地を強襲する。


AL作戦(E-1、E-2) 私的攻略 - Edge of Heavenを参考にしつつ、温存するか迷っていた雷巡を入れてしまうことを決めた。正規空母は数に余裕ないので未投入。北ルート編成で何度かアタックしてみる。が、またしても1回目の出撃から1マス目大破し幸先の悪さを感じる。何だあの丸い艦載機は…… 2回目でボスの北方棲姫を損壊させて感触を得る。


その後しばらく道中が抜けられなかったため、6回目から道中支援を使用することにした。うまくいけば1マス目のヲ級も粉砕できる。

しかし支援を入れても一向にボスまで行けず、やっとボスS取れたのは11回目。そこからは数回に1回はボス行けてゲージ削れるようになった。出撃回数は増えてるけど、早くも心が慣れてきたのか1戦目大破撤退でもなにも感じなくなり体感E-1より楽ですぞwwwwww などとイベント前半で早くもぶっ壊れながら25回目でクリア。


大淀さんをお迎えして終了。


そもそもゲームをすること自体が任意、イベント参加も任意なのに「イベントの次ステージへ進むのは任意」だという忠告が入るゲーム……

記録

編成と装備。削り終わったら照明弾を三式弾に換装した。

支援艦隊はお前の好きなオカルトを信じろという感じで。五連装酸素魚雷の存在を忘れてて四連装の方にしてた。

北ルート。1マス目複縦・2マス目単縦・3マス目輪形・ボス単縦。消費はボス夜戦までで1回あたり240/349。道中支援1回あたり162/352。出撃回数は25回(6回以降は支援有り・22回以降はボス本気モード)。合計消費資源は10k/10k/6.6k/2.3k。バケツ消費は94個。
AL作戦合計消費は15k/14k/11.6k/2.9k/バケツ150個。
1:北1飛鷹大破撤退。2:ボス損壊。3:3戦目準鷹大破撤退。4:1戦目最上大破。5:3戦目準鷹大破。6:道中支援(以下d)。1戦目で最上・木曾中破。2戦目木曾大破。7d:2戦目最上大破。8d:1戦目準鷹大破。9d:2戦目木曾大破。10d:1戦目衣笠・飛鷹大破。11d:ボス破壊。12d:ボス破壊。13d:1戦目飛鷹大破。14d:1戦目最上大破。15d:ボス破壊。16d:ボス破壊。17d:1戦目飛鷹準鷹大破。18d:2戦目飛鷹大破。19d:1戦目最上大破。20d:1戦目飛鷹大破。21d:ボス損壊。22d:1戦目飛鷹大破。23d:1戦目最上飛鷹大破。24d:1戦目衣笠準鷹大破。25d:ボス破壊。

感想

また道中がキツいタイプのマップで、心にずっしりとしたダメージが蓄積した。こっちのマップは夜戦の敵艦数が4隻になっているので運営の優しさを感じる。今思うと霧島さんの試製35.6cm砲は普通に46砲でよかったのかもしれない。ボスのほっぽちゃんは和むけどそれはそれこれはこれとばかりに鉄拳制裁。
1マス目からキツい北ルートを使わず、別編成で東ルートを取るのもありだったかもしれないが、そうすると決戦支援は要るし消費資源も大差ないのではなかろうか。なんとなく戦艦入りの方が2巡できてボス戦が楽そうなのでずっと北ルート編成でいった。
プレイ中は痛覚がマヒし、プレイ後は喉元過ぎれば熱さを忘れるということで、今思うとあまり辛くないんだけど、冷静になるとどう考えても辛いマップだった。バケツ150は使わせすぎ。

E-3 北太平洋海域:決戦!MI作戦発動

攻略過程



MI作戦が発動。イベントも後半に入って本格化……かと思いきや、むしろ本格派だったのはAL作戦の方で、こちらは新しく実装された連合艦隊システムに慣れるためのトレーニングマップっぽい。ぬかりなく編成装備を整えて臨めば天国のようなぬるさだった。

ボス前の中間棲姫にちょっとびびるも、このマスはほぼ被害なくスルーできるし。空母棲鬼はクール系でいいと思う。

装備換装して索敵値が足りなくなったのか一回ボス未到達だったことはあるけど、あとは全戦全勝で10回でクリア。


ちょうどクリア時のボスドロップで清霜も着任。よかったよかった。

記録

編成装備。一航戦をE-6に温存する計算で二航戦と五航戦の正規空母4隻を中心とした機動部隊。さらに当艦隊トップレベルの鈴谷を投入。金剛型もケッコンしている比叡以外の金剛・榛名を投入。改二駆逐も投入、と削りの段階からそこそこのガチ艦隊で組んでいる。


途中で神通を大淀に変えて第二艦隊の旗艦に置き、レベリングさせることにした。そのせいでボス旗艦撃沈に至らないこともあったが、気にするほどのことでもない。MI作戦中に大淀改が持ってくるアイテム艦隊司令部施設が欲しかったので、気合入れて育てていった。削りきった後は伊勢を投入して火力を増強させた。


出撃回数10回(別装備試した時のボス逸れ1回)。支援なし。陣形は航空戦マスでは第三、ボスでは第四。消費資源:6.4k/4.6k/4.7k/7k/バケツ43個。
1:ボスS。2:ボスS。3:ボス大破。4:ボスS。5:ボスS。6:ボス前羅針盤逸れ。7:ボスS。8:ボスS。9:ボスS。10:ボスSクリア。

感想

楽なのは楽なんだけど、ここも最低撃破回数が8回だからだるいし、ボーキサイトとバケツの消費もバカにならないという意味では嫌なマップ。連合艦隊システムには慣れることができたのでさっさと次へ行く。

E-4 北太平洋MI諸島沖:MI島確保作戦


攻略過程

敵増援艦隊の撃滅ミッション。[提督日誌]2014夏イベE-4攻略特記事項「あきつ丸戦法」2014-08-10 - 三笠日誌を参考に第一艦隊の旗艦をあきつ丸にしつつ、自分の状況に合わせて調整して出撃した。

初出撃からボス昼戦でS取れたのでかなり楽な印象だった。2回目以降は羅針盤が逸れないような装備の調整と左回りボス前の陣形を第二にしてみることなどを試行錯誤した。7回目の出撃のボスSドロップで早霜をゲット。

第二艦隊旗艦はE-3に引き続き大淀にしてレベリング。ほぼ難なくゲージを削り切ることに成功した。ただ、削り終わってボス本気モードになってからクリアまでに3回かかっていて、これは第二艦隊のメンバー選定に問題があったせいかもしれない(後述)。


ラストは大破鈴谷をカバーして熊野がフィニッシュ。やっぱ鈴熊って最高なんだわ(おわり)。

報酬着任した時津風ちゃんもかわゆい。

記録

編成装備。あきつ丸式でボスへの三式弾アタッカーは鈴熊の二人。駆逐艦綾波も含めてローテ。



削りはまあこれでよかったんだけど、今振り返るとボス本気モードまでこれで行ったのはちょっと舐めていた。大淀を神通に変えるのはもちろんだけど、三式弾アタッカーの数は3人にしておくべきだった。後で気付いた当艦隊の最強編成は以下の通り。夜戦重視で高速戦艦重巡に変えてもいいと思う。


ちなみに、試行回数は一回だけど、これで決戦支援なしで余裕を持ってボスを沈められた。
出撃回数14回(右回りボス到達4回・左回りボス到達8回・ボス逸れ2回)。ゲージ削り後12回目以降、決戦支援有り。陣形は航空戦マスでは第三、ボスでは第四。消費資源:9k/7.9k/4.3k/6.2k/バケツ51個。
1:右ボスS。2:左羅針盤逸れ。3:左ボスS。4:左ボスS。5:左ボスS。6:左ボスS。7:左ボスS。8:右ボスS。9:右ボスS。10:右ボスS。11:左羅針盤逸れ。12:左ボス損壊。13:左ボス損壊。14:左ボスS。

感想

個人的には苦労という苦労もしないマップだった。最初は道中に戸惑うけど、あきつ丸式なら左回りになることが多く楽だし、右でも別に大破撤退はなかったので概ね余裕。ボス本気モードのHPが600あるのでびびるが、三式弾持ちが三人いて中破してなければだいたい沈めてくれると思う。
体感的にも記録的にも楽なマップなのに資材とバケツはしっかり減ってるのはE-3と同じ。中間棲姫のスカートのふんわり感はよかった。
このあたりで他の提督の編成装備を自分の艦隊に合わせて微調整する感覚を掴めたのでよかった。大淀のレベリングも捗り、演習等も合わせてLv35になったので改造、E-5の前に艦隊司令部施設を入手することができた。

E-5 北太平洋MI諸島沖:MI島確保作戦



攻略過程

またも増援艦隊の撃滅ミッション。MI作戦の中では一番の難マップだった。
痛いのは修理用の資源とバケツで、道中の大破率がそこそこあるのはまあ1、2艦のことだからいいとして、ボス戦終えると中破大破艦が山盛り出るのでいちいちバケツ使って修理していかないといけない。
1回目からボスSを出すも、厳しい手応えに嫌な予感がした。それでも6回目まではだいたいボスSを出していたんだけど、8回目以降ボスの硬い装甲を抜けず大破に留めてしまうことが多くなり、結果ゲージ削りのスピードが減って消費資源が増大してしまった。14回目の夜戦で綾波が決めてくれたのは本当に助かった。

記録

編成装備。


今思えば、羅針盤索敵値用に32号電探外して零観付ければよかったんだよな。それで駆逐艦2隻目の33号電探を照明弾に変えられるはず。もしくは鈴谷に熟練艦載機整備員を積むという選択肢もあった。
E-6クリア後に明石ドロップ目当てでアタックしてた時の編成装備は以下。


これでもS取れない時はあったので、もうそういうものだと思って諦めるしかないのか……。さらに書いてて気付いたけど、カットイン装備にするなら神通じゃなくて運50の時雨でよかったな。
出撃回数14回(ボス撃沈5大破5中破1)。クリア圏内から決戦支援使用。消費資源:15k/11k/8k/9k/バケツ82。MI作戦合計消費資源は30k/24k/17k/22k/バケツ176個。
1:ボスS。2:ボスS。3:ボス中破。4:1マス目潜水艦で神通・鈴谷大破。5:ボスS。6:ボスS。7。1戦目綾波大破撤退。8。ボス大破。9。ボス大破。10。ボス大破。11。ボス大破。12。上羅針盤外れ。13。ボス大破。14。ボスS。

感想

えーと、最初から通しで使った感想。艦隊司令部施設要らなくね? まあ削りならワンチャン使ってもいいかもだけど。これ、第一艦隊が大破した時に使いたいんだけど、E-3からE-5で第一艦隊が大破する要素が薄い。
まず第一艦隊僚艦(多くは正規空母)が道中航空戦で大破することなんてほぼほぼない。自分の場合は正規空母4隻に烈風つけてたから、E-3からE-5通して道中は最悪1隻中破とかその程度の被害しかなかった。そして夜戦マスは第二艦隊だけが相手するから第一艦隊ノーダメ。潜水艦マスで雷撃被害担当するのも第二艦隊だしね。
じゃあ第二艦隊で装甲が薄い航巡・駆逐が大破する場合に使えばええんよ、と思うじゃん? でもそうすると第二艦隊=夜戦戦力から大破艦と駆逐艦の2隻が消えて4隻になってしまう。ボスまで行っても火力減で泣く。あと大破艦と駆逐艦疲労が赤になるおまけ付き。特にE-5ボス旗艦の空母棲姫は特効ないのに装甲が150あって、第二艦隊6隻小破以下で夜戦持ちこんでも倒しきれないことがあるくらい。2隻抜けは厳しい。というわけで第二艦隊の艦娘が大破したらおとなしく帰った方がいい。

つまり艦隊司令部施設は、

  1. 第一艦隊僚艦はもともと大破リスクが少ない
  2. 第二艦隊で大破した艦娘に随伴艦付けて帰らせたら火力減ってボス撃破は遠くなるから使う意味があまりない
  3. ついでに赤疲労がローテに差し支える
  4. 索敵でカツカツの装備枠を圧迫する

以上の理由でわざわざ入れる意味はなかったかな。僕のMI道中はほんと事故少なめだったので。あれは練度のおかげなのか運のおかげなのか……。あと、このシステムが入ったことで、一戦ごとの大破艦警告は出そうと思えば出せることが判明してしまったので、実装を望む声が大きくなるんじゃないかな。
で、ボス旗艦の空母棲姫。硬い、硬すぎる。10回以上やったボス戦で1回もT字有利引いてないという不運もあるけど、それと関係なく硬い印象をもった。事実、クリア後の明石掘りでT字有利出しても全然ダメージがでなかったし。まだE-6ボスの戦艦棲姫の方がダメージ通るわ(大和型連撃使ってるのもあるけど)。未確認だけど連合艦隊で出撃すると命中が下がってるという説もあって、確かにE-5ボス戦等で昼砲撃戦はお互いmissばっかりだったように思える。攻撃が通らなさすぎてイライラする。夜戦はもっとこう爽快感がいると思うの。なんでLv90以上の金剛・榛名が揃いも揃って夜戦で連撃してるのに(小破以下、同航戦)合計ダメージが70いかないんですかね……やはり夜戦補正の高い重巡を使うべきだったか。

雲龍さん、性的だ……。

明石堀りは結局断念。バケツ大量に消費してまでやる意味は無いと思った。E-5-1レベリングは第一艦隊旗艦が被弾リスクゼロでぐんぐん育つので大変役立った。おかげでイベントで着任した新艦娘はイベント旗艦終了翌日には全員改造が済んだ。

E-6 本土南西諸島近海:敵別働隊を迎撃、本土近海防衛!




なんですって? 陽動作戦でMI攻略していたはずが別働隊に本土近海まで侵攻されたですって? まあそのへんのストーリーラインへのツッコミはもういいや。インターネットで仕入れた情報でE-6の存在は確認済み、最強戦力を投入してカラテあるのみだ。

攻略過程

1マス目からフラタ、北だと潜水艦からの空母棲姫、ボスに戦艦棲姫(最終形態でさらにもう一隻戦艦棲姫が追加される)と難度高めのマップ。ボス前にワンパン力が高い敵がいて大破率が上がりなかなかボスまでいけず、ボス最終形態で僚艦の戦艦棲姫に攻撃が吸われて旗艦を落としづらいという意味では2014春イベE-5を思い出すが、春E-5との違いはボスマスの敵陣形が輪形から複縦になっていること。戦艦棲姫の火力と命中がより猛威をふるうようになってしまった。かばう率は下がってるはずだから多少は旗艦にダメージが行くはずだけど、特効なしでHP400・装甲160あるしね……
事前に仕入れた情報から、戦艦3雷巡1軽母2で夜戦回避して北から空母棲姫マスを通るルート固定を利用した。ケッコン大和・ケッコン武蔵・ケッコン比叡・Lv97北上・Lv96千歳・Lv85千代田の最強戦力で開始。

最初10回やってボスS勝利が2回・中破1回・小破1回。まあ悪くはないけど、やはり道中で耐久・装甲が薄い雷巡と軽母が大破しまくる。3隻にダメコンも装備させてたけど、装備枠3つがダメコンで潰れるのはキツい。あと雷巡にダメコン+魚雷2でカットイン仕様にしても、ダメコンの分で雷装値下がってるから魚雷3ほどのぶっ飛んだダメージが出ない。じゃあ連撃+ダメコンでいいのでは、と思って14回目から大井を投入したものの、それだと開幕魚雷が撃てない。ということで、雷巡旗艦にして連撃+開幕魚雷仕様に。15・16回目はボスSが取れてこの編成装備がいい感じだった。
そこから6連続でボス未達で心にずっしりとダメージがのしかかる。1・2マス目の微ダメ+3マス目の空母棲姫のワンパン、あるいはT字有利の空母棲姫ツーパンでケッコン大和型すら大破する惨状。その後30回目あたりまで、うだつのあがらない戦績だったが、確実にゲージを削りきっていく。
ボスを最終形態にまで追い詰めるも、戦艦棲姫2隻の2連続カットインの前に大和型の耐久装甲など無関係に大破していく。

できればやりたくなかったが、仕方なく1-1キラ付けを開始した(それまでは疲労抜き+演習キラ付け程度)。しかし、キラ付けしたところで1マス目大破する時はする。イイゲームダナー。このあたりで千歳のダメコン流星改に換装して攻撃を重視する方針に変更。何回かボスに行けない時間が続いたが、ついに38回目で到達。

開幕空爆+決戦支援で僚艦を削って、昼で戦艦棲姫以外全滅、2隻目も小破させてかばう封印という理想的展開。

夜戦で北上様のカットイン……は出なかったけど、大和さんが連撃で決めてくれた。

これにてゲージの完全破壊に成功し、E-6は終了した。

記録

編成装備。


上記の画像は攻略終盤付近のもので、実際には雷巡を連撃にしたり軽空母にダメコン積んだりといろいろ試行錯誤していた。一応これで攻略完了したので結果オーライだったけど、反省点はある(後述)。
1:北2千代田大破。2:ボスS。3:ボスS。4:北3北上大破。5:北3北上大破。6:北3比叡北上千代田大破。7:北2千歳大破。8:ボス小破。9:北3千歳大破。10:ボス中破。11:ボスS。12:北2北上ダメコン発動撤退。13:ボス中破。北上ダメコン発動。14:ボス中破。北上OUT大井IN(連撃装備+ダメコン)。15:ボスS。16:ボスS。17:北3大和大破。18:北3千歳千代田大破。19:北3千歳大破。20:北3千歳千代田大破。21:北2北上大破。22:北3大和大破。23:ボス大破。24:ボス前羅針盤外れ(装備換装の影響?)。25:北3千歳大破。ボス前はずっと単縦だったけど、複縦で対空上げた方がいいか。26:北3千歳千代田大破。27:北3千歳千代田大破。28:北3比叡大破。29:北2千歳ダメコン発動撤退。30:ボス前羅針盤外れ。要求索敵値上昇? 31:ボスS。ちとちよの装備を烈風(改)・烈風・彩雲・ダメコンにしたらボス到達したけど、完全に烈風と彩雲の運搬係やないか……32:ボス中破。33:1千代田大破。ここからは千歳のダメコン抜いて多少攻撃に参加してもらわないとボス戦厳しそう。あとはキラ付けか。とりあえずリーチまで削りきったから一旦終了。34:1千歳大破。35:ボス中破。36:1千歳大破。37:北3武蔵大破。38:ボス撃沈クリア。
出撃回数38回(削り31回:ボス撃沈6大破1中破4小破1、ラストアタック7回:ボス撃沈1中破1)。常時決戦支援あり。消費資源:42k/28k/42k/3k/バケツ145個。イベント合計消費資源は87k/66k/71k/28k/バケツ471個。

感想

本土近海まで攻めて来られてるので、E-6攻略失敗した時のストーリーを脳内補完するのはいろんな意味で苦しい。E-6を開始して(1回でも出撃して)イベント期間終了までにクリアできなかったら全資源0になる、くらいの緊迫感があってもよかったのでは(グルグル目で)。
クリア最短出撃回数10は多すぎ。今回のイベントは全体的にボス撃破必要回数が多くて、歯ごたえというよりはだるさや作業感を生んでいたように思う。
さて、ここで編成装備の反省会を始めよう。
[艦これ][AL/MI作戦]E-6:びいかめのブロマガ - ブロマガ
装備の細かいところについて。びいかめさんの記事を読んで、戦艦に零観を2つ積めばよかったことに気付いた。羅針盤で判定される索敵値は零観の方が電探より上みたいだし。零観は10個以上持ってたからやろうと思えばできた。索敵値が十分にあれば、その分軽空母の彩雲を一つ減らしてそこに攻撃機を入れたりもできる。
あと夜偵を大和に積んでおけば、より夜戦が安定したかもしれない。戦艦をカットイン仕様にするという案もなるほどと思ったけど、自分の場合はMIに榛名を投入していたのでこれはどのみちできなかった。長門を使ってもよかったが…… カットインの分の主砲1つを徹甲弾にしてみても面白かったかもしれない。
あと、ラストアタックにあたっては軽空母に攻撃機入れるのは必須だろう。ただのダメコン付けた彩雲・烈風置き場にしてしまうとボス戦がしんどい。わずかでも攻撃してくれればありがたいのだ。ダメコンは不要。
振り返ると、そもそも自分の編成には難があった。雷巡1・戦艦3・軽空母2という編成例は割と早めにネット上に広まったため、あたかもベスト編成であるかのように利用する提督が多かったように見える。僕もとりあえず、という気持ちでこの編成を利用し、そのまま攻略していった。が、実際にはこれは(自分の艦隊では)地雷編成だったのではないか、という印象が強い。
ポイントは雷巡の圧倒的な脆さ。千歳・千代田よりも耐久・装甲で劣る雷巡は北ルート上で大破することが多い。僕も途中で(アカン)と判断して旗艦に据えて僚艦のかばうである程度被害を軽減したものの、ボスにたどり着く頃には中破していたりすることもしばしばだった。雷巡を入れるのは高い夜戦攻撃力目当てだが、中破状態だと攻撃力も下がってしまう。最悪ボス昼戦で大破して夜戦不参加まであるし。それに、雷巡を旗艦にすると1マス目の昼砲撃戦2巡目1番目の手番でフラタに中破以上ダメージを与えられず、続く2巡目1番目フラタの攻撃でこっちに損害出るというパターンが多いのも困りものだった。ちなみに、ケッコンカッコカリしても大破率はあまり変わらない模様(某ニコ生のE-6実況を観ての印象)。
また、雷巡の装備を連撃仕様にするかカットイン仕様にするかというところで、最終的にカットインを選んでしまったところも失敗だったかなと思う。確かに、カットインさえ出てしまえば戦艦棲姫のHP400を超えるダメージを叩き出すことが可能であり、旗艦スナイプすればそこでゲージ削減/破壊成功というのはロマンである。だが、北上様の運30をもってしてもカットインが出るかどうかはコイントス並みの確率。ダメージはカットイン成功>連撃>カットイン失敗だろうし、旗艦を外れて戦艦棲姫以外の僚艦に当てるなら別に連撃でもいいわけで……そして、その連撃のダメージすら中破で満足に出せなかったり大破で夜戦不参加になるくらいなら、いっそ、びいかめさんのように戦艦4・軽空母2にした方が、道中の安定度は段違いになると思う。
あるいは割りきって、戦艦なしで雷巡・航巡・重巡から4・軽空母2にすることで、低消費で試行回数を増しつつボスの削りもある程度できる、というような編成もある。さらに言うなら、北ルートを通らない編成だっていい。人によっては夜戦の方が空母棲姫より気が楽という意見もある。
攻略が終了してからも考え続けて、ゲージ削り/破壊のどちらにもいけそうな編成として組んでみたのが以下の例。雷巡OUT航巡(利根・筑摩改二)IN。

選出にあたっては夜戦火力と道中安定のバランスを取った。クリアするためにはボス旗艦の撃沈が必要であり、ボス戦はほぼ100%夜戦までもつれ込むというところから逆算すると、一定以上の夜戦火力が艦隊に必要になる。そこでカットイン北上様だ! と安易に考えずに、まずは大和型を軸にすることから始める。うちの艦隊にはケッコンカッコカリした大和と武蔵がいる。46砲*2で連撃仕様にすれば、理論値では200超のダメージ2回を出して1隻で無傷(HP400)の戦艦棲姫を撃沈できる。それが2隻。非常に頼もしい。さらにケッコンカッコカリした比叡もいる。となると、北上様のカットインダメージは必ずしも要らないのでは、という考えに至る。もちろん道中やボス昼戦で苛烈な攻撃を受けて中破・大破する艦が出るのだけど、ではその分を北上様が補えるのかというと、むしろ北上様自身が中破以上の傷を負って補われる場合の方が多いんじゃないかと。そこで、当艦隊でLv90を超えていて、夜戦火力も一定以上出せて、耐久・装甲にも信頼がおける艦として選んだのが利根・筑摩改二だった。
北上様に比べて、利根改二は耐久も装甲も16上。これでボス夜戦までの中破・大破率は下がる。一応、昼戦で攻撃できる手数も変わらない。試製晴嵐の開幕空爆はさすがに甲標的の開幕雷撃に大きく劣るが、砲撃ターンで連撃ができるところは利根の方が優れている。熟練艦載機整備員(E-6まで来てるなら必ず持ってる)で火力も105に達しているし、雷装値も素で82とかなり高い。おかげで肝心の夜戦火力も、雷巡に劣るとは言えしっかりしたダメージが出せる。装備枠も1つ増え、試製晴嵐で艦隊の索敵値にも貢献できる。
この航巡旗艦編成で攻略終了後にE-6へ1回行ってみた。1回なのでデータとしてはあまり参考にならないが、その1回でかなり理想的な展開を引き当てることができた。道中は安定して抜けられ、ボス昼戦も軽空母に攻撃が集中して、夜戦要員は小破未満でクリア(利根は同航戦の昼砲撃で戦艦棲姫に80ダメージを出し1/5を削る快挙)。夜戦では利根から夜間触接した大和へうまく繋ぎ、旗艦撃沈して速やかにフィニッシュという大成功に終わった。これで決戦支援なしだから、かなりの好感触だ。


この編成は他の提督にも成功事例がある。


というわけで、うちとしては利根or筑摩改二1+大和型2+長門型or金剛型1+軽空母2をE-6攻略艦隊として推したい。
余談というか、軽空母2をどう選出するかという話に関わってくるんだけど、スペックの高い千歳・千代田・龍驤だけではなく、飛鷹型も検討に値すると思う。というのも、艦隊を低速に統一することで高速艦・低速艦の混在による回避ダウン効果を防ぐ方策がE-6のような難マップで有用なんじゃないかという意見があるのだ。そうすると、大和型2・長門型or伊勢型2・飛鷹型2、という編成例が浮かんでくる。特に、イベント最終マップには大和型を固定メンバーとして出すことが多く(個人的には)、艦隊の回避率を重視するなら低速艦で固める手法は今後の攻略でもずっと活きてくる。準鷹も改二が実装されたし(図鑑の空き枠から飛鷹も確定か)、低速艦隊の研究も続けていきたいところだ。
以上で編成装備の反省会は終わり。
あとはなんだ、キラ付けしないと練度があっても道中が厳しいくらいの難易度で、久しぶりにキラ付け教に入信したんだけど、ほんとこの宗教やめたいわ…… キラ付け関連は艦これのダメなところの一つだと思うので、そろそろなんとかしてほしい。1-1ループの苦痛と間宮の貧弱な性能が辛い。E-6自体の感想じゃないからこれ以上書かないけど。

磯風は黒髪ロング+赤目で、みなとそふとタカヒロさんが好きそうなキャラだなあと思った。

イベント全体の感想としては、手こずるけど普段からしっかり艦これやってればE-6まで完全クリアすることも十分可能であり、概ねAL/MIという山場を演出するにふさわしい良イベントだったと思う。
ただ、イベントと同時の新システム実装とそれに伴うエンバグは勘弁してほしい。今回は連合艦隊で僚艦の大破表示不具合があり、Twitterフォロワーに艦娘を轟沈させた方もいて暗澹たる気持ちになったよ……
装備については、一部羅針盤が索敵値を要求するために換装の自由度が減ってるのが少しつまらなくはあった。最大4枠しかないわけで、ほんとカツカツなんだよね。その上高い索敵値を求められると困ってしまう。一部の艦娘を索敵装備置き場にして、他の艦娘の装備自由度を上げる方法もあるけど、僕は「***置き場」みたいな運用方法がいまいち好きになれないしなー。
艦娘の出撃制限制については得るものがあった。運営の意図は知らないけど、結果としては攻略メンバーが各提督の艦娘所持・育成状況にかなり影響されるようになってたから、ソーシャルネットで仕入れた編成装備例を丸コピペしづらかったと思う。もちろん通常マップでもそれは一緒なんだけど、今回のイベントは基本的にE-6からの逆算で艦娘を選んでいくわけで、AL/MI/本土近海の三段階あるせいで他の提督とのズレが発生するポイントが多くなっていた。そのため、「他の提督の編成例でALに高速戦艦2隻使われてるけど、自分の艦隊だと2隻も投入できないなあ」、「参考例ではこうなってるけど、よく考えてみたら自分は戦艦の数にも余裕あるからもう1隻投入できるし、零観ももっと装備させられるわ」といったことが起こりやすかったのではなかろうか。敵を知り己を知れば、でいうところの「己を知」ること、つまりはネットで得た編成装備例を自分の艦隊に合わせて適宜調整することが大切だなと再確認した。まあ上級提督はみんなやってることなんだけど、僕みたいな中堅提督にはいい勉強になった。
あと気になったのは消費資源がかなり大きかったことで、ちょっと提督に吐き出させすぎなんじゃないかと感じた。ミッドウェーという史実上でも大きい海戦のイベントだから、1年に1回レベルで6マップ構成の大量消費を強いるつくりにしたというなら分かるんだけど、これくらいの消費がこの先のイベントのデフォになるのは辛い。僕のイベント合計消費資源は87k/66k/71k/28k/バケツ471個。自然回復上限が3万程度のゲームで燃料8万7千って何だよ、備蓄が大事と説くにも程があるぞって話だし、何よりバケツ471個が使わせすぎなんだよなあ。レア掘りもほとんどせずにこの消費だからね。春イベ終わってから貯めた分全部吐いたし。つまりこれ、艦これの日常的なプレイをちょっとでもサボったらイベントの度にバケツ減少していってそのうち詰むってことでは。艦これ休んでイベントの時だけ復帰、みたいなことがしづらいのは精神的にしんどい。バケツが無料で貯められるだけ良心的とは言えるけど……
不満を述べる感じのまとめになってしまい恐縮だが、艦これは続いてほしいゲームではあるので、今後の発展を祈りつつ今夏イベント期間限定海域【AL/MI作戦】の感想を終える。

コミケC86・関東遠征記

そんなわけで。5ヶ月ぶりにブログを書くよん。
今年の夏コミケのために、というよりはそれを機に全国から集まるインターネットユーザーとオフで会うために、お盆休みは関東旅行することとなった。日付を追って振り返っていこう。

8月14日

宿のチェックイン時間に合わせて午後に京都を発つ。疲れて寝過ごすのが怖かったので今回は京都駅に着いてから当日の新幹線指定席を買った。新幹線乗り場東京行きホームに立てば自然と「たまこラブストーリー」舞台探訪ができるって寸法よ。
東京着いてからは適当に電車を乗り継いで宿へ向かう。少し雨が降っていたので難儀した。
宿に到着し、手続きを済ませて部屋へ入る。他に宿泊客はほとんどいないようだった。外装・内装共に長い歴史を感じる(婉曲表現)。テレビがアナログ(デジアナ)だったり、クーラーが古くて調子悪い上にリモコンがイカれてたり、網戸がないから虫が入ることを考えると窓が開けられなかったり、と思えば殺虫剤が置いてあって「虫はこれで殺して下さい」と言わんばかりだったり。古いのは仕方ないけど、部屋の冷蔵庫開けたらいつのものかわからない飲みかけのペットボトルお茶が入ってたんですがそれは。一応、振り返って考えると、宿の中でも数少ない冷蔵庫付きの部屋をあてがってくれたようだが……
とりあえずお腹が空いたので適当に宿の近所を散策してラーメン屋を見つけて入店した。味はまあまあ、満腹にはなった。
次の日の食料等を買って宿に帰る。クッソ熱い(たぶん45度くらいあったのでは)風呂、他に客もいないだろうから水でガンガン埋めつつ入浴。
当日まで全くサークルチェックをしてなかったので少し考えたが、オンラインカタログが混み合ってスマホから入れないっぽかったので諦める。催眠音声を聴いて就寝。

8月15日

1

早朝に起床、前日買ったおにぎりなどを食べて出立、7:00過ぎにコミケ会場へ。a-parkさんのサークル宇古木亭で売り子をする手はずになっていたのだ。
なんやかんやでa-parkさんと合流→入場→もう一人の売り子k-pさんと合流→準備→開場→買い物担当として各サークルを回るという流れ。コミケはまだ2回目のニュービーだったけど、前回で慣れたので多少の疲労はあれ特に問題なく回ることができた。自分の買い物は最初から考えてなかったので焦りもなかった。
東は艦これ島が予想通りの混み具合だったが、あとで行った企業ブースに比べればまだマシな方だった。あっちは外で並んで来た人たちが大勢発汗するから不快指数高かったのよね。みなとそふとブース等を軽く見て何も買わず一旦サークルに帰る。戻った時点で本はほとんど捌けていて、その後しばらくして完売。おめでとうございます(日当までいただきました。ありがたいことです)。
売り子として席に座ってうとうとしていたところ、k-pさんにTwitter実況され、コミケスタッフの方に熱中症ですかと心配されるウカツ。あとで気付いて恥ずかしかった。熱中症は東館で販売してたポカリでちゃんと対策したよ。

また出かけて、喫煙所でおにうさんやボチョコさんと会う。かみやまねき氏が少し前に出していた艦これ本をいただく。ありがとうございます。
企業ブースでケロQの列整理を王雀孫氏がやっていると聞いてチラ見したが誰がそうなのかわからず。みなとそふと・戯画・まどそふとの合同無料配布に並んで「ハナヒメ*アブソリュート」の小冊子をゲット。a-parkさんやk-pさんに挨拶して会場を出る。

2

一度宿に帰って恥ずかしい思いをしてから(後述)支度して飲み会へ行く。ハイキャンオフとかいう呼称がちらっとTwitterに流れたが、別に幹事でもビッグゲストでもない。中人さん・おにうさん・ボチョコさん・オラトリオさんたちと肉を食べ酒を飲んだ。その後練炭さんも合流して店を変え、おつまみを食べ酒を飲んだ。このメンバーで飲んだことはなく、驚く話やしみじみする話などがあり楽しい飲み会でした。
宿に戻っていろいろやりつつ就寝。

8月16日

この日はコミケ予定なし。やはり前日の疲れが来ていたのか、遅めに起きてぐだぐだしていた。昼頃から、夜に行われるバーストリンカー(隠語)飲み会、略してバ会の用意をmito2さんやpetrovichさんとやり始める。
準備の中で一番キツかったのは15日夜に会場である宿のスタッフの方と交わしたやりとり。

「すいません、〇〇御一行様みたいな紙がありましたら書いていただけますか」
「はい、なんと書きましょう」
「バーストリンカー」
「え?」
「片仮名でバーストリンカーでお願いします」
「部屋に貼る紙には"バーストリンカー"だと長くて書けないなあ。バースト様でいいですか?それともリンカー様?」
「あ、じゃあバースト様でいいです」
「わかりました」
「(悶絶死亡)」

かなり恥ずかしかった。団体名は「加速研究会」の方がまだダメージが少なかったのでは……

粛々と準備を進めてバ会開始。闇の宴が幕を開けた。嘘。和やかで楽しい飲み会でした◎
細部は書かないけど(年初に前回のバ会ハイライトとして会話内容の一部をツイートしたところ、わりと古くからのフォロワーが3人くらい減ったので反省してかなりナイーブになっている)、インターネットとかエロゲとかアニメとか小説とか艦これとかの話をする、よくあるオタク飲み会だった。バ的なところだと、a-parkさんが以前宿泊していたホテルを僕が特定した話をご本人とできたのでよかった(よかった)。あと、とある写真一枚から撮影場所を特定するという試みを数人でうんうん唸りながらやったのが楽しかったね。まあそういうアレな話はほんとちょっとしかしてなくて、大半はほんとにただのオタ飲みだったことをここに証言しておく。
個人的思い出の画像、はてなTシャツとバーストリンカーTシャツの歴史的邂逅(はてなTシャツを着ているのが僕)。
皆が持ち寄ったお酒やおつまみを存分に味わった。僕からのお土産はその場で食べず持ち帰るような品だったが、やはりその場限りの食べ物の方がよかったかなと思った。参加者とTPOによるけど。
メロン日本酒、初体験だったけどとても美味しかったです。DG-lawさんが隣でだいぶこの酒の魔力にやられていたのでもうちょっと早く止めればよかった。

コミケ3日目を控えてる人がいたから、あまり徹夜で飲み明かすことができないのが残念だった。かくいう自分も多少の用事があったので次の日のことを考えてキリのいいところで後片付けし、眠りについた。

8月16日

1

遅く起きてコミケは一般入場。litfさんのサークルLost in the Frontlineでlitfさんと僕との「ギャングスタアルカディア」対談を収録したコピー本が無事発行された。挨拶して一冊いただく。
適当に買い物。サークルチェックしてないからそんなに出費しないだろと高をくくっていたが、東で艦これ島を一周りして十冊くらい買ってしまう。あかん。
西でOYOYOさんに挨拶してエロゲ本を買ったり、八重ナギさんに挨拶して(好青年だった)ラブライブ!本を買ったり、みつきさんに挨拶してWA2本を買ったり。みつきさんに「WA2」はアニメだけ見てゲームはまだ未プレイである旨を伝えたところ「はぁ?とっととやれよ」的リアクションをいただいたのが思い出に残る。できれば近いうちにやりたいです。
続いて、永倉大さんとお会いして、20分くらい(?)話し込む。お約束の「北池袋を灰にしなければならない」という話や、椎原旬さん・SEVEN-WONDERが素晴らしいという話を聴くなどする。僕は「神聖にして侵すべからず」がよかったのでPULLTOP丸谷秀人ラインを攻めたい、などと言った。今度またゆっくりお話したい。
総じて、やはりコミケでアイサツする際はアイコン印刷したプレートを胸に付けておくのがサイッキョということがわかった。すぐわかってもらえる。
みなとそふとサークルはあまりなかったけど、一応一周ちらっと見るくらいはしていて、もう一回来てじっくり見ようと思ってたらサークルが後片付け後だったりしたのが少し残念。
閉会の前に会場を出て宿に戻る。

2

夜は疎水太郎さんと2年ぶりにお食事をご一緒し、アニメやエロゲなどの話に花を咲かせた。「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ」や「ソウルイーターノット」よかったですねーなど。元長柾木の作品には煙幕が多いが、煙幕を取り払うとロマンが残るのでは、という話に頷くなど。大槍葦人原画エロゲで「少女魔法学リトルウィッチロマネスク」は素晴らしいのでやるとよい、とか。お願いしてスケブに絵を描いていただいた。ありがとうございます。京都土産も渡せたのでよかった。

8月17日

1

宿を発って築地へGO。ススミハジメさんに教えてもらった、中栄というカレー屋へ行く。インドとビーフのあいがけというのを美味しく食べた。今度また東京来た時には、いろんな海鮮料理の店に行きたいと思う。築地市場の注意点は、スーツケースみたいな大きい荷物を持って見学できないから、駅のロッカー等に入れておく必要があること。市場の中にもロッカーはあるらしいけど、使えるかは調べてないので不明。

2

一路川崎へ。「まじこい」舞台探訪として、まずは年初に混雑してろくに見学できなかった川崎大師に向かった。
まずは普通に参拝した。その後100円のおみくじを引く。ありとあらゆる物事に支障が出るという凶を引いてしまい目の前が真っ暗になった。気を取り直して。

「まじこいS」OP30秒頃に登場することでおなじみの香炉。


7月の風鈴市の名残か、日本全国の風鈴が飾られていた。

川崎大師の前の仲見世通りも「まじこい」の背景画像の元ネタになっている。松屋の飴総本舗さんへ足を運び、お土産を買った。買い物が終わってお店の方と話していると「まじこい?」と聞かれたので「アッハイまじこいです」と答えると、店の日陰に案内されて聖地巡礼ノートを読ませてもらった。
何十人というまじこい舞台探訪クラスタがコミュニケーションノートを書いてるので、お店の方のオタク識別能力が上がっているのかもしれない。ちらりと僕の風体や荷物を見て洞察したお店の方はすごいと思った。もしくは僕が普通にオタっぽいのか。

「なんかアニメの大会?があったんでしょ。行ってきたの?」
「アッハイ行ってきました」
「パイプ椅子出すからそこに座ってノート見ていって」
「スンマッセン!」
「はいお茶もどうぞ。ただの麦茶だけど」
「ホントスンマッセン!」

という感じで親切に応対してもらってありがたかった。

ノートには多くの人たちの「まじこい」愛にあふれたコメントやイラストが書き込まれていて胸が熱くなった。この日の時点で2冊目の後半になっていたので、来年には3冊目かな? アニメ版のプロデューサーのお名前もあったり。僕もせっかくなので記念に書かせてもらった。

お礼を言って松屋の飴総本舗さんを去り、川崎駅のラ チッタデッラを訪れた。


噴水ショーを見たりしつつ、中のショップを巡り、ハンチング帽を購入した。今使ってる帽子は夏にはちょっと暑い感じがするので、やや涼しい印象のものを選んだ。
まだまだ川崎散策をしたいところだったが、今回はひとまずこれで帰ることに。「ええっ 横浜には新幹線が通っていないから新横浜に行かないといけないのかい?」という驚きを感じながら(お前何回新幹線乗ってるんだよ)移動。無事新幹線に乗ることができ、京都に帰り着いた。

以上が今回のC86に合わせた関東旅行の記録だ。主に自分があとで振り返る用のエントリなので、エンターテイメント性を考えて文章打ってないけど、旅の楽しさが伝われば幸い。
反省点としては、旅行用の小さいノートPC・タブレットはやっぱり要るなーということ。先代ノートPCが壊れてるので、何か買わないといけない。
いろんな人たちに会って話をすることが刺激になってよかった。今回は東京や川崎の街並みも多少散歩することで味わうことができたので満足度は高い。またコミケなど関係ない時期にも行ってみたいと思ってはいる。なかなか難しいが。
各種飲み会やコミケ会場等でお話してくれた方々、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。京都もいいところなので是非来てみてください。